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2009年10月19日 (月)

ワクチン接種開始

2009年10月19日 晴れ
朝は少し雲が多かったのですが、午後になり秋空が広がります。

さて、新型インフルエンザは、その流行の猛威を緩める気配がありません。私の外来でも毎日数人以上のインフルエンザA抗原陽性例がみられます。これは、定点あたり数人以上の流行となり、『蔓延状態』と考えられます。現在のところ、脳症や呼吸障害などの重症例は経験しておりませんが、従来の季節性インフルエンザと比較して、小児に重症例が多く発生しているのかもしれないとのデータがあるようです。

本日よりこの新型インフルエンザA/H1N1に対するパンデミックワクチンが医療従事者を対象に接種開始となりました。私の勤務する病院でも午後になり、薬局に『新型インフルエンザワクチンが搬入された』との情報が私に伝えられました。しかし、私の病院には職員数約170人に対して、供給されたのは19本(つまり38人分)のみでした。院内で協議して誰に優先的に接種するか?決めることになります。

社会を支えるために必要なヒトに優先的に接種するべきですが、どのように決めるのか?紛糾しそうです。

読売新聞の記事
『新型ワクチン接種始まる…まず医療従事者に
10月19日12時16分配信 読売新聞

 国内初となる新型インフルエンザ用ワクチンの接種が19日、医療従事者約100万人を対象に始まった。

 厚生労働省などによると、この日は少なくとも23府県で接種が始まり、残る自治体でも26日までに接種が開始される。重症化リスクが大きいとされる妊婦(約100万人)や基礎疾患がある人(約900万人)への接種が来月から始まるのを前に、患者に直接接する医師、看護師や救急現場の職員らが新型に罹患(りかん)した場合でも重症化を防ぐ狙いがある。

 茨城県つくば市の筑波メディカルセンター病院では、この日午前10時から同病院の会議室で接種が始まった。医師、看護師、介護職員ら450人と、同市消防本部の救急隊員96人、県防災航空隊員18人が対象で、3日間かけて実施する。

 会場を訪れた看護師らは、検温をして予診票に体調などを記入。医師の問診の後、接種を受け、約30分間待機して体調に変化がないかを見ていた。外来担当の女性看護師(27)は「これで絶対かからないというわけではないが、かかっても軽く済むのならありがたいですね」と話した。

 一方、甲府市朝日の井上内科小児科医院には16日午後に計5ミリ・リットル(10回分)のワクチンが届いた。19日は午前9時過ぎから、同医院の看護師数人に接種開始。井上利男院長(70)が1ミリ・リットル入りのびんから接種1回分の0・5ミリ・リットルを注射器に注入し、看護師の右腕に注射した。看護師の長沼和子さん(61)は「新型は感染力が強いから不安だったけど、これで少し安心しました」と話した。

          ◇

 新型インフルエンザのワクチンの安全性について、接種した人に副作用が出た場合、医療機関から直接、厚生労働省に報告される。同省は2週間ごとに副作用発生情報をまとめる方針だ。

 死亡などの重い副作用が発生した場合、必要に応じて専門家チームを現地に派遣。接種を継続できるかどうか検討する。

 同省はまず、国立病院機構の医療従事者2万人を対象に、ワクチン接種による副作用の発生頻度などを把握する。

 11月中旬から始まる妊婦への接種については、新生児への影響を日本産婦人科医会が、全国331の出産施設から情報を収集する。同省によると、これまで季節性インフルエンザワクチンで新生児に異常が増えるとのデータはないという。
最終更新:10月19日14時13分』

この記事からは、井上内科小児科医院では職員全員分?が供給されているようですね...。関東と九州では供給量が違うのでしょうか?既に始まっている大流行...ワクチンなしで対応しなければならない職員がいることに...悲しさを感じます。

国、都道府県はこの後手後手の対応を反省しなければなりません。

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