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2009年10月24日 (土)

不思議な記事

2009年10月24日 曇り
久しぶりの曇り空です。

新型インフルエンザをめぐる騒動は、もちろん厚生労働省の朝令暮改ともとれる頻回の方針転換にも責任の一端はあるでしょう。しかし、マスコミの方々の非常に稚拙な、そして、一般大衆を不安に陥れるような情報の流布にもあると思います。

ある、週刊誌の記事ですが....ワクチン接種に対して非常にNegativeな感覚を持ってらっしゃる方からの聞き取りのみで、情報の吟味をせず、新型インフルエンザワクチンを批判しているものをみつけました。インフルエンザワクチンは、『その年の流行株にあったものが接種されると、特に高齢者などにおいて発症時の死亡率を下げる』効果があると疫学的に証明されていると考えています。その効果は、肺炎球菌ワクチンよりも、そのevidenceレベルは高く、アメリカのCDCが発表しているrecommendationでも高齢者には10月に接種するべきだとされています。

確かに、副反応は起こりえます。しかし、生命に直結するような『重篤な副反応』は約50万接種から100万接種に1回程度と思われ、非常に頻度の少ないものと思われます。重症化する方を少なくする程度と、その副反応の頻度を天秤にかけなければ、接種すべきかどうか?結論は出ないはずです。

世の中に流布されている、『ワクチンは悪者だ』という論者の情報は、どうもその辺の論理的解釈をすっ飛ばして、『ワクチンなぞ接種するな』といわれている気がします。

日本において、麻疹ワクチンの接種率が低く、先進国では異例であるとされる麻疹の流行を最近でも2回経験しています。このような『ワクチン悪者論者』の方々は、その部分にも光をあてて見て頂きたいと感じます!!!

尚、今回引用した記事には、聞き取りをした方のお名前がありますが、その部分を削除して御紹介申し上げます。

『新型インフル ワクチン接種は大規模な「人体実験」か!?
2009年10月23日(金)10時0分配信 日刊ゲンダイ

 新型インフルエンザの予防接種が19日から始まった。まずは約100万人の医療従事者が対象で、11月以降、妊婦や持病を持つ人、子どもに順次接種される。しかし、半ば“見切り発車”で始まった今回の厚労省の方針に対して「数千万人規模の人体実験だ」と警鐘を鳴らす専門家がいる。「インフルエンザワクチンは打たないで」の著者で、新型インフルエンザ市民対策会議委員長のA氏(75)だ。

 A氏は千葉大学医学部を卒業。横浜市衛生研究所所員や国立公衆衛生院疫学部感染症室長、横浜市内の保健所長などを歴任。30年以上にわたって感染症対策の研究に携わってきた人物が、拙速なワクチン接種の「恐ろしさ」を激白する。

「インフルエンザウイルスは変異が早いのが特徴。同じ型でも流行開始時期と数カ月後では株が異なる可能性が高く、(ワクチンを接種して)体に抗体ができても、感染・発症を防げません。しかも、ウイルスはのどや鼻の粘膜で増殖するため、血液中に作られる抗体は感染防止効果もない。厚労省はワクチン接種で『重症化の割合が下がる』などと説明していますが、それを明確に裏付けるデータは存在しないのです」

 疫学者の間では「インフルエンザワクチンは効かない」が常識だ。1962年に小中学生に集団接種が始まったが、重度マヒなどの副作用が相次ぎ報告されて社会問題化。ワクチン接種に効果ナシ――とした群馬県前橋市の医師会リポートなどもあり、94年から予防接種法の対象外だ。それがなぜ復権したのか。

「ワクチンの製造量は70年代に2000万~3000万本あったが、集団接種を中止した途端に5万本程度に激減。そこで旧厚生省内に『ワクチン需要検討会』という組織がつくられ、宣伝・広告に力が入れられました。90年代に全国の保健所に配られた『インフルエンザはかぜじゃない』というポスターはその一例です。そうやって国民の危機感をあおり、需要を増やした。産官連携で“儲かる”ワクチン接種をやめたくなかったのでしょう」

 今回の新型ワクチンの対象者は約5400万人とされ、製造量は集団接種当時のワクチンの倍になる見込みだ。年度内には2700万人分の国産ワクチンが確保される見通しだが、当初は2回接種が必要――とされたため、輸入ワクチンも年度内に5000万人分が確保される予定だ。

「新型ワクチンの接種をめぐってはメチャクチャばかり。従来は原則不使用だった妊婦を対象に含めたり、1~2週間あけていた接種期間を『季節性と新型は同時接種で構わない』としたり……。きちんとした臨床試験をしないで接種すれば、今後、どんな副作用が出るのか分かりません。(副作用でも免責される)輸入ワクチンも同じ。薬害エイズや薬害肝炎など、過去の医療事故の構図と全く同じです」

 新型の国産ワクチンについて、厚労省は今月、治験者のうち約半数に副作用があったとする結果を公表。大半は注射場所が腫れるなど軽いものだったが、中には急なアレルギーショックなども2例確認された。今回も医療従事者2万人について、副作用の発生頻度などを調べる方針だが、もし重大な副作用が出たら誰が責任を取るのか。

(日刊ゲンダイ2009年10月20日掲載)』


因に、妊婦さんが新型インフルエンザに罹患すると明らかに死亡率が高いとされているのは、医師間では当たり前と認識されている事象です。妊婦さんは免疫力が明らかに低下するのが、その原因と考えられていますが、その場合にワクチン接種でわずかばかりでも、血液中に抗体を作っておくだけで、重症化を防ぐ一助となるのではないかと(あくまで私見ですが)考えております。

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