医師という仕事
2009年7月9日 曇り
とにかく暑い....。
医師という仕事ってなんだろ...と考えることがあります。特に、疲れているときに...。研修医のころは、一つでも技術や診療上のコツを得ようと頑張りました。でも、医療の技術だけでは、うまくいかない。医療を通して、そのヒトがより幸せとなることを考えると...必ずしも、患者さんによってとるべき方針が変わります。それに柔軟に対応できるのが良い医師の条件の一つと感じるようになりました。
その境地に到達するにはまだまだだけど....。これからも経験を積み、置かれた状況に応じて柔軟に対応できるチカラをつけたい。
もともと他の障害をもっていて、更に生命予後の非常に悪い疾患を抱えてしまった児に対して、どうしてあげればいいのだろうか?少し悩み、疲れがたまってきてます。できるのは、診断を確実とし、治療のオプションを提示することだけなのだけど....。
医師という仕事は、他の仕事でもそうなのでしょうが、生命を扱うだけに時に辛いものです。
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コメント
お疲れ様です。彼が小4月から小児科医になり悩んでるようで色々検索していたら先生のブログをみつけ拝見しました。
やはり大変なお仕事ですよね。激務の上に彼も重い脳性まひの患者さんなどにしている治療が本当に患者さんの為になっているかわからないと言っていました。最近では病院に行くのがとても辛そうです。
かける言葉が見つかりません。
先生はどのように乗り越えられてきたのでしょうか。私ごとですいません。
小児科医、素晴らしいお仕事だと思います。頑張って下さい。
投稿: もも | 2009年7月11日 (土) 12時34分
ももさん
こんばんは
コメントをいただきありがとうございました。
>激務の上に彼も重い脳性まひの患者さんなどにしている治療が本当に患者さんの為になっているかわからないと言っていました。最近では病院に行くのがとても辛そうです。
そうですね...。私も数人、このような患者さんをフォローしています。医学的にみると、脳も萎縮してしまって外界とのコミニュケーションもとれないようで、この児は『何故、生き続けなければならないのか?』と感じることもあるでしょう。しかし、家族は愛情をもって、その児に接している。そして、不思議なことに、一生懸命愛情をもって接せられている児は、後に少し反応が出てくることもありますし、長くフォローしているうちに、自分もその児に対して愛情をもってしまうものです。
疲れているときには、なかなか気付くことが出来ないかもしれませんが、疲れをとって、じっくりおつきあいすると感覚が変わってくるかもしれません。(^ ^)
>先生はどのように乗り越えられてきたのでしょうか。私ごとですいません。
私の場合『モチベーションのもと』は、『自分が関連した患者さんを幸せにできた』経験であろうと感じています。具体的には、自分がみのがしたらおそらく亡くなっていたであろう患者さんを救えたことなどです。もちろん、その反対にうちひしがれることもありますが...いま小児科医を続けられているのは、そういった経験が後押ししてくれているからなのだろうと...。
小児科医になったばかりであれば、なかなかそういう貴重な体験をすることは難しいかもしれませんが...将来、独り立ちしたときに、『見逃さない』『治す』ために現在の自分があるのだ!と考えるといいかもしれません。
もちろん、疲労がたまっていてはいけません。適度に休んで、そして集中して技術を吸収されて下さい。(^ ^)
投稿: いなか小児科医 | 2009年7月11日 (土) 21時38分