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2009年7月

2009年7月28日 (火)

報道に罪はないのか?

2009年7月28日 晴れのち雨
気温はそう高くないが、湿度は高く、体感温度はやや高めです。

しばらく忙しく更新できないでいました。今日は少し時間ができました。

報道により辛い思いをしている方々はいるでしょう。しかし、報道に罪が認められることは稀にしかありません。東京女子医大で起こった心房中隔欠損症手術時の人工心肺事故では、現在、無罪が確定した被告に対して、不十分な調査に基づく報道でその名誉を毀損したと思われる事例がありましたが、今回、高等裁判所では『報道機関の罪』が認められませんでした。

地方3紙の賠償責任なし=通信社記事掲載の名誉棄損認めず−女子医大事故報道・高裁

<以下引用>
『地方3紙の賠償責任なし=通信社記事掲載の名誉棄損認めず−女子医大事故報道・高裁
 東京女子医大病院(東京都新宿区)の医療事故に関する共同通信社の記事で名誉を傷つけられたとして、刑事事件で無罪が確定した佐藤一樹医師(45)が同社と配信記事を掲載した地方紙3社に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は28日、3社に計385万円の支払いを命じた一審判決を取り消し、原告側の請求を棄却した。一審と同様、共同通信の責任も認めなかった。
 3社は秋田魁新報社(秋田市)、上毛新聞社(前橋市)、静岡新聞社(静岡市)。
 判決で都築弘裁判長は、通信社の配信システムを、「全国民に情報を伝達するために有用で、国民の知る権利に奉仕する報道の一形態として尊重すべきだ」と述べた。
 その上で、共同通信は正確な記事を配信できる態勢を整えており、記事の正確性のチェックなど必要な措置を取っていると指摘。3社について「取材するに当たっての注意義務を共同通信が履行することを期待できた」として、注意義務違反はなかったと認定、過失責任を否定した。
 一審東京地裁は「通信社の記事でも、真実性について高い信頼性が確立しているとは言えない」として、掲載紙側の責任は免れないとしていた。
 判決によると、3社は2002年7月、心臓手術を受けた小学6年女児の死亡事故について、佐藤被告の医療ミスが原因とする共同通信の配信記事をそれぞれ掲載した。
 佐藤医師は業務上過失致死罪に問われたが、一、二審とも無罪とされ、今年4月に確定した。(2009/07/28-20:37)』
<引用終わり>

報道機関はその影響力の大きさから、ときにヒトを傷つけることがあります。しかし、その罪が認められることが稀なのはどうしてでしょうか??刃をもつものに、十分な抑制力をもって対処しなければ暴走するだけでしょう...。

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2009年7月23日 (木)

厄介者を追い払うような行為

2009年7月23日 晴れ
昨日がこの天気だったらどんなに良かっただろうと思う一日です。

さて、三位一体の改革という地方への補助金、交付金カットが行われ、地方自治体は財政的に厳しくなりました。特に、ドンブリ勘定で多くの施設を作ってしまった自治体は、その維持費に苦しむことになります。大分県は特に前の知事が公共事業を精力的に推し進めたためか...『なぜ、この施設が作られたのか?』理解に苦しむこともあります。大分市にある大洲運動公園は現在、大分県が管理していますが、その利用者のうちほとんどが大分市の住民であることから、県はこの施設の管理を大分市に移管しようとしています。

県の施設がその施設の存在する地域への依存度が高いとされる場合、その地域への管理移管を行う理由となるのでしょうか?まるで厄介者を追い払うかのような所業です。

これが、医療施設であった場合はどうでしょうか?病院だって、診療所だってドンドン切って行きますよ!県の財政のためなら、そこまで切り込んで行きますというのでしょうか??ね...医者が逃げても知りません。看護師さんもいなくなっていいです。根底にはそういった思想があるのでは??

大洲総合運動公園 大分市移管、棚上げに [2009年07月23日 09:06]
魚拓

<以下、引用>
『大洲総合運動公園 大分市移管、棚上げに [2009年07月23日 09:06]

 県から大分市への大洲総合運動公園(青葉町)の移管が実質的に棚上げになった。市が移管の条件にしている「老朽化した施設の補修計画」で合意できなかったため。県は市との協議が調い次第、すぐに移管できるよう公園の指定管理者(本年度は県公園協会)との契約を1年ごとに更新してきたが、当面合意する見込みがないため、来年度は3年(2012年度まで)契約にした。この間移管はないという。
 大洲総合運動公園は06年度に指定管理者制度を導入した。来年度から県教委が管轄する県立総合体育館も含めて一元管理する方針。サービスやコスト面での効果を検証しながら3年契約にしたという。
 運動公園は大分市民による利用が全体の約8割を占めており、市も一定の維持管理費を負担している。これを踏まえ、04年度から移管協議を進めてきた。
 市側は移管に伴い、「建設から一定の年数がたっており、相応の改修が必要」として、新大分球場のスコアボードの完全電光化や施設のバリアフリー化を要求。これに対し、県は厳しい財政状況の中、多額の経費投入は難しいとして、国庫補助を活用した整備や改修対象の絞り込みなどを提案している。
 県は指定管理者に対して毎年度約7千万円の管理委託料を払っている。財政事情が厳しい中、負担を軽減するため、できるだけ早期に移管手続きを完了させたい意向で、「現段階では決着していないが、引き続き協議していく」(公園・生活排水課)方針。
 市にとってはJR大分駅周辺整備事業への財政負担が大きいことも悩みの種で、「当面は公園移管に伴う予算が使えない」といった事情もある。市企画課は「12年度の指定管理者の更新をめどにどのような形で引き継ぐのが最も適切なのか考えていく」としている。』
<引用終わり>

大分市はもっとゴネていいのでは?と感じます。いまのやり方は県内から受け入れられないよ!と教えるべきです。

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2009年7月22日 (水)

グリーンニューディール政策

2009年7月22日 雨のち晴れ
残念ながら日食の時刻は厚い雲に覆われ観察は不可能でした。

オバマ大統領は「もはやガソリンをがぶ飲みするようなクルマの時代は終わった。しかし、アメリカには自動車は必要だし、新しい時代にふさわしい自動車を必ず生み出すだろう」と述べているそうです。アメリカはこれまで低炭素社会の構築というより、自国の利益追求のための行動をとっていました。

しかし、大統領が替わると、コレまでの方針を転換。石油がぶ飲みから環境性能を重視した製品を生み出すことで未曾有の大恐慌を乗り切ろうとする方向へ舵を大きくきっています。

100年に1度の危機がもたらす 新産業革命とライフスタイル変革

<以下、抜粋>
『オバマ大統領は、GM、クライスラーについて救済はするものの、合理化やコスト削減だけでなく“低炭素社会”にふさわしいクルマづくりを期待するとし、年に4%ずつ燃費効率を改善することなどを求めている。10年前後で日本車の燃費効率に追いつくようハッパをかけているのだ。

 そればかりでない。最近は“アメリカ新幹線構想”なども打ち出してきた。長距離輸送に鉄道の活用を本格的に考えようというのだ。アメリカは「飛行機とクルマの国」という印象が強かったのだが、もし新幹線網を本気でつくるとなれば、国民のライフスタイルまで変わってくるだろう。』
<抜粋終わり>

環境の分野では現在のところ日本が技術的にリードしています。しかし、アメリカが本気になって、開発を続けたならば、数年で追いつかれるでしょう。しかし、それが地球を救うことになるのかもしれません。

以下、記事の全文を引用しておきます。

続きを読む "グリーンニューディール政策"

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2009年7月21日 (火)

フィクション

2009年7月21日 雷雨
すっごい雷雨です。明日は皆既日食なのに、おてんとサンをおがめるのでしょうか?

さて、いろいろと忙しく更新が滞りました。
ちょっと前に経験した症例を大幅に脚色して、フィクションにしたものです。

『生後5ヶ月の男児。初診する1週間前に発熱があり近医を受診。投薬を受けて、次の日には解熱し元気であった。前日の夕方より40℃の発熱がみられ、近医を再診した。投薬を受けて帰宅するも、内服できず水分摂取もままならず嘔吐するばかり...。母はこのときから『目が合いにくい』と感じていた。

初診時、顔色はまあまあだが、眼球は正中に固定することがみられる。刺激に反応して、目が合うこともあるが、ややボーッとした印象があり、軽い意識障害があるものと判断した項部硬直はなく、大泉門も明らかな膨瘤はない。重症感染症を考慮し血液検査を行うと、WBC 20,000 , CRP 15。一人でルンバールするのはあまり好きでないので後方病院に依頼する。

救急車にて行って頂いた。

果たして、髄液は細胞数5,000/3, 糖 0mg/dl!。髄液中に球菌がみられ、尿中抗原で肺炎球菌が検出された。PRSPの可能性も考慮し、抗生剤はMEPMを使用。速やかに解熱し、10日間の抗生剤投与時に発疹が出現したため中止。髄液所見の軽快と炎症所見の再燃のないことを確認して退院となった。ABRは両側ともpass。MRI上も異常認められずに経過した。』

肺炎球菌は時に幼弱乳児に生命に危険の生じるような浸襲性感染症を起こします。一つは敗血症、一つは化膿性髄膜炎です。私の数少ない経験からいうと、経過は非常に急速で、気付いたときにはかなりの進行が認められるのが特徴といえます。

何かおかしい。何か元気がない、というようなsoftなサインを見落とさないように注意しないといけません....。

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2009年7月16日 (木)

救世主となるか?

2009年7月16日 晴れのち雷雨
すごい雷雨でした。

さて、地球温暖化の元凶の一部とされるCO2。これを減らすための切り札は、エネルギ−を得るためにCO2を排出しない方法が求められます。一つは、地熱や太陽光、風力のような自然エネルギー、そして、核分裂反応(つまり、原子力)、いまだ開発の途中ですが核融合反応(これは軍事利用では水爆として実現してはいます)などの燃焼(酸化反応)を伴わないエネルギー。また、バイオマス燃料と呼ばれる化石燃料とは違った地球上で育てて、それを燃焼させることでエネルギーを取り出す方法があります。

バイオ燃料はいろいろな問題を抱えています。バイオエタノール(ガソリンのかわり)を得るためにトウモロコシを使用するならば、食料としてのトウモロコシよりも農家の収入が良くなるため、食料や飼料にトウモロコシが回らなくなり、価格の高騰を招きます。また、原料からバイオ燃料にするためにも、やはりエネルギーは使用され、理論上は地球上にCO2を増加させないバイオマス燃料であっても、少量のCO2は排出することになるということなどが大きな問題です。

しかし、その問題をなんとか超えようとする方法を人類は考えだそうとしています。そのブレークスルーとなるのは『藻類』の利用です。地球温暖化を食い止めるための救世主となるか??

藻類からバイオ燃料、エクソンが量産化へ向け技術開発6億ドル
魚拓

<以下、引用>
『藻類からバイオ燃料、エクソンが量産化へ向け技術開発6億ドル

(CNN) 米石油最大手エクソンモービルは14日、藻類を使ったバイオ燃料の量産化に向け、ベンチャー企業と提携し、総額6億ドル(約560億円)を投資すると発表した。

ゲノム研究で知られるクレイグ・ベンター博士が設立したベンチャー、シンセティック・ジェノミクスと協力する。少なくとも3億ドルをバイオテクノロジー研究に割り当てる。

米国ではバイオ燃料として、トウモロコシや大豆を原料としたエタノール生産が盛んになっているが、食糧価格の高騰を招くとの批判も強い。そのため、食糧以外の材料を使ったバイオ燃料の技術開発が進んでいる。

特に藻類は、耕作地を必要とせず、人間の管理下で条件を変えることで増やすことができる。また、増殖には水と太陽光、二酸化炭素とわずかの栄養分で済み、短期間で増えることから、少ない投資で大量のバイオ燃料が作り出せると期待されている。』
<引用終わり>


エクソン社は化石燃料からの脱却をもくろんでいるようですね...。

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2009年7月15日 (水)

コレも怖い

2009年7月15日 晴れのち雨
昼間は湿度が異様に高く蒸し暑い。でも、朝方は涼しくなります。

さて、高度1万メートルで与圧された航空機に穴があくと...最悪、機体内部から吹き出す風に乗って乗客が吸い出され、外に放り出される可能性があります。

高度1万メートルで天井に穴=緊急着陸、けが人なし−米旅客機

<以下、引用>
『高度1万メートルで天井に穴=緊急着陸、けが人なし−米旅客機

 【ワシントン14日時事】米サウスウエスト航空のボーイング737−300型機は13日、機体の天井部分に約30センチの穴が開いたため、ウェストバージニア州の空港に緊急着陸した。乗客乗員131人にけがはなかった。米運輸安全委員会(NTSB)が14日、明らかにした。
 CNNテレビによれば、同機は高度約1万メートルを飛行中、垂直尾翼近くの機体上部にフットボール大の穴が開いた。同機はテネシー州からメリーランド州に向かっていたが、離陸30分後に機内の気圧が急激に低下し、客室内の酸素マスクが自動降下したという。(2009/07/15-07:14)』
<引用終わり>

怖いですね....。何故あいたのでしょう...穴が...?

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2009年7月13日 (月)

膵がん

2009年7月13日 晴れ
熱帯夜のようです。

膵臓のがんはもっとも予後の悪い群にはいるガンです。その予後の悪さは、その発見のしにくさにも由来すると思われますが...。進行の速いガンでもあるように思えます。北朝鮮の金正日総書記が膵がんに罹患しているという噂があるようですが、もし本当であるならば後継者を早く選ぶべきでしょうね...。

膵がんは急激に悪化する糖尿病を発見動機として見つかることがあります。金正日総書記は、脳卒中や糖尿病と進行した動脈硬化の存在を噂されましたが、その糖尿病が膵がんにより起こったものであった可能性はあります。

金総書記、膵臓がんか=余命5年以下の見方−韓国TV 7月13日10時5分配信 時事通信
魚拓

<以下、引用>
『金総書記、膵臓がんか=余命5年以下の見方−韓国TV
7月13日10時5分配信 時事通信
 【ソウル13日時事】韓国のニュース専門テレビYTNは13日、北朝鮮の金正日労働党総書記(67)が膵臓(すいぞう)がんを患い、生命を脅かされていると報じた。韓国と中国の情報関係者の話として伝えた。
 金総書記は昨年夏に脳卒中を起こしたとされるが、YTNによると、それと近い時期に膵臓がんと診断されたとみられる。北京の医療筋は、膵臓がんは末期の状態で見つかることが多い点や、金総書記の年齢を勘案すると、余命は5年を越えないだろうと語った。』
<引用終わり>

最近、北朝鮮のデモンストレーションが活発になっているのは、金正日氏の生命があまり長くないと予想されるからでしょうね...。

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2009年7月12日 (日)

怖い

2009年7月12日 晴れ
梅雨明けしたようです。

昨日に引き続き、鉄道ネタ。山陽新幹線のトンネル内で天井からコンクリート片が落下したようです。時速200km以上のスピードで駆け抜ける状況に、コンクリート片の落下、車体への損傷が起これば、どのような災害となるのか?これはわかりません。

山陽新幹線トンネル内でコンクリート片落下

<以下引用>
『山陽新幹線トンネル内でコンクリート片落下
 12日午前1時半頃、福岡県鞍手町の山陽新幹線小倉―博多駅間の鞍手トンネル(全長1016メートル)内の作業員通路で、信号設備を調査していた作業員が天井から落下したとみられるコンクリート片7個を見つけた。

 後続の新幹線は現場付近を徐行運転し、数分の遅れが出たという。

 JR西日本福岡支社によると、高さ約8・5メートルのトンネル天井部にコンクリートが剥離した跡があった。約6キロの塊(縦14センチ、横60センチ、厚さ4・5センチ)が落下し、地上で7個に割れたとみている。

 天井部から腐食した鋼材が見つかっており、同支社は建設業者がトンネル工事をした際、本来は混ぜてはいけない鋼材を混入させたため、腐食した鋼材が膨張して、コンクリートがはがれ落ちたとみている。

 同支社は業者から事情を聞き、トンネルの別の個所にも鋼材が埋まっていないか調査する。

 同支社は昨年12月、このトンネルの壁面をたたくなどの定期調査を実施したが、異常は見つからなかったという。

(2009年7月12日20時34分 読売新聞)』
<引用終わり>

原因が、施工業者の問題であれば、同社が施行した他のトンネルなどのインフラを調べる必要があると思われます。しかし、怖いはなしです。

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2009年7月11日 (土)

0系

2009年7月11日 雨
昨日から雷雨。

近くにある、よく濃霧に包まれる高速道路では、バスの事故で高校球児が一人亡くなりました。心より御冥福を祈ります。

0系新幹線は1964年に東海道新幹線が開業した時に走り始めた車両です。昨年引退し走る姿はみかけなくなりました。実に44年の長きにわたり走っていたんですね。世界で初めての高速鉄道。それまで、営業運転で時速200kmを超える鉄道はありませんでした。当時は航空機による運送が鉄道にとって変わられて行く時代。国は新幹線建設の意味を受け入れられず、当時の国鉄は半ば『自腹を切る』形で開発を進めました。

初代新幹線展示します

<以下、引用>
『初代新幹線展示します

10月から鉄道博物館
 JR東日本は8日、鉄道博物館(さいたま市大宮区)で10月から、1964年の東海道新幹線開業に合わせてデビューした初代新幹線「0系」を展示すると発表した。

 展示するのは、開業時に製造された360両のうちの先頭車両1両。博物館内に展示スペースを新たに作り、車内や台車を見学できるようにするほか、開業当時の時刻表やベンチなども再現する予定。総事業費は約2億4000万円。

 「0系」は、国内の列車で初めて最高時速210キロ・メートルを達成。それまで約6時間半かかっていた東京―新大阪間を約4時間で結び、高速鉄道時代の幕開けを告げた。丸みを帯びた先端の形状が「団子っ鼻」の愛称で親しまれ、昨年末に引退するまで3200両余りが製造された。

(2009年6月9日 読売新聞)』
<引用終わり>

日本の場合、在来線は線路の幅が狭軌(線路幅1,067mm)であり、列車を高速で走らせるためには不利な条件でした。そこで、東京ー大阪間に新たに標準軌(線路幅1,435mm)の新たな線路を建設し、それを新幹線と呼びました。新しい線路だけでなく、様々な新しい技術が盛り込まれています。高速を得るために必要とする動力を得るためには、電車線(架線)に流れる電流をおさえておかなければなりませんでした。それまでは直流3,000Vなどの規格であった電車線は一気に交流25,000Vとし、当初はそれを直流に整流して電圧を変化させて電動機を動かしていました。その後は、大型サイリスタなどのパワーエレクトロニクスの発達とともに3相交流で誘導電動機を動かし、取り出せる出力を増加させN700系では最高時速300kmに達しています。

TGVに比較してup downの大きい線路、山陽新幹線では実に路線の50%がトンネルにある等の条件から、ブレーキや車両の気密性についても厳しいものが要求されます。ブレーキに関しては当初より空気ブレーキと発電ブレーキをブレンドして用いましたが、その後、これもパワーエレクトロニクス進歩の恩恵から回生ブレーキが開発され、ブレーキで生じるエネルギーを回収することが出来るようになっています。トンネルの多さは、トンネル出口での微気圧波による騒音を軽減するため、使用する車両の形に大きな影響を与えています。『カモノハシ』を彷彿とさせるその先頭車両の形状は、トンネルを高速で通過するために必要な形です。

東海道新幹線は営業的に大きな成功をおさめ、当初懐疑的であった国でさえも巻き込んで、整備新幹線計画を練るに至らせました。その後は、仏TGVと激しい速度争いを繰り広げています。速度重視のTGVに比べ、輸送力重視設計の新幹線は最高速度は劣りますが、区間の平均速度は速かったりします。(在来線と相互乗り入れのTGVと単独の新幹線の差もあるかもしれません...。)

日本の鉄道技術は、この0系新幹線から凄まじい進歩を遂げています。その意味で、0系は引退しても感慨深い存在であり続けるのでしょう。

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2009年7月 9日 (木)

医師という仕事

2009年7月9日 曇り
とにかく暑い....。

医師という仕事ってなんだろ...と考えることがあります。特に、疲れているときに...。研修医のころは、一つでも技術や診療上のコツを得ようと頑張りました。でも、医療の技術だけでは、うまくいかない。医療を通して、そのヒトがより幸せとなることを考えると...必ずしも、患者さんによってとるべき方針が変わります。それに柔軟に対応できるのが良い医師の条件の一つと感じるようになりました。

その境地に到達するにはまだまだだけど....。これからも経験を積み、置かれた状況に応じて柔軟に対応できるチカラをつけたい。

もともと他の障害をもっていて、更に生命予後の非常に悪い疾患を抱えてしまった児に対して、どうしてあげればいいのだろうか?少し悩み、疲れがたまってきてます。できるのは、診断を確実とし、治療のオプションを提示することだけなのだけど....。

医師という仕事は、他の仕事でもそうなのでしょうが、生命を扱うだけに時に辛いものです。

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2009年7月 8日 (水)

薬物乱用

2009年7月8日 雨のち曇り
エアコンなしではとても仕事ができません。

渡辺淳一氏の書いた『無影灯』という小説があります。ある大学の整形外科講師だった直江は、なぜか大学での立身出世を捨て個人病院の医師となります。敏腕で、そして影をもつ彼に看護師倫子は惹かれてゆきます。酒と女に溺れつつどこか冷めた直江は若年で発症した悪性の多発性骨髄腫という病魔に侵されていました。医師である直江は自分で疼痛管理をしていました。使用した薬剤はモルヒネ。ある日、直江は湖へ入水自殺し、倫子は直江の児を身ごもりました。というようなあらすじであったと思います。

マイケル•ジャクソン氏急死の報に引き続き流れる、疼痛管理のためのプロポフォール使用の情報。これを聞くと、渡辺淳一氏の『無影灯』を思い出しました。

マイケル•ジャクソン氏は多くの皮膚移植を受けていたとの情報があります。漫画ブラックジャックのように、肌の色の違う部分があったとも聞かされています。手術の跡が痛く、強い鎮痛剤を使用し始めたとも....。

マイケル・ジャクソン、静注薬物乱用状態だった?

<以下、引用>
『マイケル・ジャクソン、静注薬物乱用状態だった?

ロサンゼルス(CNN) 6月に急死した人気ポップ歌手マイケル・ジャクソンさんの死因を調べている関係者2人が7日、CNNに対し、ジャクソンさんが静脈注射薬物乱用者だった可能性があると明らかにした。

死因捜査にあたる関係者の1人によると、倒れたジャクソンさんが見つかった際、両腕に多くの斑点があり、静脈がぼろぼろ状態だったという。これは、静注薬物使用者に見られる特徴だと指摘している。

また、別の関係者は、ジャクソンさんが倒れた住宅内から処方薬の瓶が多数見つかったと述べている。その多くが、商品名「ディプリバン」として知られる鎮痛薬「プロポフォール」のものだったという。この薬剤は全身麻酔にも使われる強力な鎮痛作用があり、静脈注射で体内に取り入れる。

ジャクソンさんの腕に、静注の跡とみられる斑点が多くあったこと、静注によって摂取する鎮痛剤の瓶が多数あったことから、静注薬物乱用状態だった可能性が高まっている。

ジャクソンさんの死因は現在調査中で、薬物の摂取状態などの検査結果は、まだ明らかになっていない。』
<引用終わり>

華やかな表の顔と、裏で痛みに苦しみ鎮痛剤鎮静剤を使用する一面。辛かったでしょうね。


ちなみに、プロポフォールに関して。
プロポフォール(日本での商品名は『ディプリバン』『プロポフォール』など)は全身麻酔導入時に導入薬として使用することがあります。用量依存的に鎮静作用が出現するため使用しやすい薬です。副作用としては循環抑制作用が強く、血圧低下がよくみられます。人工呼吸器などを使用する際に、長時間の鎮静に使用することもあり、特にICUで管理されている患者さんには使用されることが多いといえます。基本的には、呼吸を管理できる状況で使用します。(つまり、気管内挿管してということ...)
このような薬ですが、鎮痛作用はあまり強くなく、疼痛の管理は別にしなければならないことが多いといえます。

CNNのニュースでは鎮痛剤としてプロポフォールを使用していたとの記述がみられますが、そうではなくどちらかというと、鎮静作用により『眠る』ことを望んでいたのでは?と感じます。

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2009年7月 7日 (火)

専門的なグループ...医閙

2009年7月7日 曇り
牽牛と織姫さまの年一回の逢瀬は来年に持ち越しです。

さて、お隣の中国では、医療者に対して専門的に恫喝し、金銭をかすめ取るようなグループが存在し、それが、世間的にまかり通ってるようです。中国で医療を施すには相当のリスクを背負い込むような気概が必要でしょう。

<医療ミス>医者と患者の戦争勃発?!暴動が多発、賠償金のプロまで登場—中国 7月6日0時9分配信 Record China
魚拓

<以下、引用>
『<医療ミス>医者と患者の戦争勃発?!暴動が多発、賠償金のプロまで登場—中国
7月6日0時9分配信 Record China

2009年7月3日、中国新聞網は、医療行為をきっかけとした暴動が相次いでおり、医療関係者や司法関係者の不安を招いていると報じた。

大きな注目を集めたのが6月21日に福建省南平市の病院で起きた乱闘騒ぎ。腎結石の手術を受けた患者の病態が急変し死亡したが、遺族は医療ミスだとして賠償を要求。病院が拒否したため親族を引き連れ病院に乗り込み医者を軟禁した。ほかにも河南省では妊婦が出産時に死亡したとして遺族ら60人が医師を殴打する事件が発生したほか、浙江省では官僚の娘が病院で飛び降り自殺し治療の甲斐なく死亡した後に、父親が100人余りを引き連れ病院を破壊する事件が起きている。

専門家によると、こうした暴動事件の背景には「医閙」(医者を騒がすの意)と呼ばれる組織がかかわっているという。「医閙」は病院を脅して賠償金をせしめるプロフェッショナルで、遺族も不満を解消するために組織を利用しているという。病院側も騒動をおさめるために金銭での解決を図ったり、ひどい場合には現場の医療スタッフに責任を押しつけてしまうという。

中国医師協会の殷大奎(イン・ダークイ)会長は患者との衝突は深刻な社会問題であり、医療関係者の仕事へのプライドを傷つけるものだと指摘した。医者は法律に従って仕事を進めており、患者も法にしたがって欲しいと呼びかけている。(翻訳・編集/KT)』
<引用終わり>

『腎結石の手術を受けた患者の病態が急変し死亡したが、遺族は医療ミスだとして賠償を要求。病院が拒否したため親族を引き連れ病院に乗り込み医者を軟禁した。』この事例が本当に医療ミスだったのか?仮にミスであったとしても、乱闘に訴えるならば遺族側に相当のペナルティを負わせるべきでしょうね...。

『河南省では妊婦が出産時に死亡したとして遺族ら60人が医師を殴打する事件が発生した』出産にも100%の安全はありません。それを、暴力に訴えて気持ちを鎮めようとする等...あまりに幼稚な国民性ですね...。

『浙江省では官僚の娘が病院で飛び降り自殺し治療の甲斐なく死亡した後に、父親が100人余りを引き連れ病院を破壊する事件が起きている。』飛び降りたのは自身の意思であったでしょうにね...。医師は必死に治療したのではないでしょうか?

報道の常ですが、これらが本当に起こったことか?わかりません。しかし、本当にあったことならば、中国国民はその精神性において、かなり粗雑で幼稚な印象を受けます。

さすがに、日本ではこのような専門的グループはみられませんが、福島県立大野病院事件等、かなり理不尽な事例もみられます。法治国家である限り最低限のマナーは守られるべきです。

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2009年7月 6日 (月)

1+1は2にならない

2009年7月6日 晴れ
暑い!

東京都立清瀬小児病院と八王子小児病院は統合されるようです。清瀬小児病院はいわずとしれた、小児腎臓病のメッカ。実は私も一度は研修したいと思ってました。(かなわなかったのですが...)いろいろな原因があり統合されるのでしょうね、ここで働く方々、そして通う患者さん達はどのように感じているのでしょうか。

病院、学校の統合。国が押し進めた、平成大合併の影響でドンドン身近にあったサービスは、遠くへと離れて行きます。それが、時の流れなのか?...本当にこのまま縮小されていいのか?

特に、地域の病院が統合される場合、統合された病院が規模を拡大し多くの人員を集めて、高度なものを提供しようとするならば、それは都会にある場合よりも慎重に計画を練るべきです。そして、現場の意見を聞き、何が必要で、何が不要なのか?新しい施設を作るときに利益を得る方々の意見を聞きすぎていないか?などキチンと検討するべきです。

日本全国多くの地域で、このような話は多く聞きます。しかし、本当に上手く行ってるところあるのでしょうか?寡聞にして聞きません。

医師不足を統合の理由とする場合、統合する両病院の医師が必ずしもすべて統合される病院に来るとは限らないという認識を政治家の方々は持つべきです。数学の世界では1+1は2ですが、この場合、1+1は1になったり0.5になったりします。行政主導で現場の意見を聞かず、その地域の方々の意見も聞かずにコレを押し進めるならば、ほぼ全例...失敗します。

病院はそこに働く人々で成り立っている。決して、建物がすべてではない。人材を大切にする努力を惜しむならば、その地域の医療は崩壊するでしょう。

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2009年7月 5日 (日)

朝からやられた....

2009年7月5日 雨
結構降りました...。

さて、今日は地域の輪番の日。医師数が足りないため、全館の日直です。つまり、ゆりかごから墓場まで...何でもおつきあいすることになります。もちろん、手に負えないものは、他院へ搬送したり、他の医師を呼び出して対応します。

8時30分に引き継ぎ。便秘の腹痛とのふれこみで引き継ぎをうけた患者さん。なかなか腹痛もおさまらないため、アヤシいと思い腹部CT....ありました、free-air。既に撮ってあった腹単をみると、あるではないですか...肝上面にfree-airが....。

外科医師が院内にいたためコンサルト。今日は手薄のため後方病院へ転送になりました。

あやうくやられるところでした...。引き継がれた情報を鵜呑みにせず、先入観を排して診療に臨むべきです。痛感...。

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2009年7月 4日 (土)

独立記念日のできごと

2009年7月4日 晴れ
湿度は高く、体感温度もかなり高い!

『7月4日に生まれて』というトムクルーズの映画がありましたが....。7月4日はアメリカ合衆国にとって特別な日です。その日にあわせ、中距離弾道ミサイルを発射した北朝鮮は、まさに国際社会におけるheelでしょう...。

北ミサイルに米反発「独立記念日に米国へ挑戦」

<以下、引用>
『【ワシントン=本間圭一】オバマ米政権は、北朝鮮が4日の米独立記念日に合わせて弾道ミサイルを発射したことから、米国に対する挑発行為として深刻に受け止めている。

 当面は、先に国連安保理が採択した制裁決議の徹底を図る構えだが、北朝鮮が今後、行動をエスカレートさせた場合、制裁強化などの検討に入る可能性も捨て切れない。

 米紙ワシントン・ポストは4日、今回のミサイル発射を「独立記念日に米国へ挑戦」と形容した。また、ある米政府当局者がCNNテレビで「北朝鮮の行動は無益だ」と非難した通り、米国は北朝鮮批判のトーンを強めており、今後は金融制裁や船舶検査を定めた6月の制裁決議の履行を徹底し、ミサイル発射を容認しない姿勢を示す考えだ。

 米国では、今回発射されたミサイルが、ハワイなどを射程に収めた長射程のものでなく自国領への直接の脅威とならないため、冷静に受け止める向きもある。

 しかし、オバマ大統領は2日、AP通信とのインタビューで、北朝鮮への対応に関して「さらに多くのことをする余地がある」と言明しており、北朝鮮が今後、長距離ミサイルを発射した場合、安保理制裁決議の一層厳格な適用や、米国単独の制裁強化に乗り出す可能性がある。

(2009年7月4日20時39分 読売新聞)』
<引用終わり>

アメリカを矛先にして暴れ続ける北朝鮮。アメリカの注目がないと、今後のコトがうまく進まないのでしょうか?核を持ち、ミサイルを持てば、アメリカから何らかの譲歩を引き出せる。そういう危険な賭けを続けるのでしょうね....。その裏で、苦しみ続ける国民達...。なぜ、こうも理不尽なのか?思ってしまいます。

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2009年7月 3日 (金)

慢性活動性EBウイルス感染症

2009年7月3日 雨
梅雨らしい天候です。農家の方々はこの恵みの雨に感謝されていることでしょう。

さて、慢性活動性EBウイルス感染症:CAEBVは恐ろしい疾患です。通常、EBウィルス(Epstein-Barr Virus)は幼少期に感染し、日本人では成人の実に90%以上が感染既往を有するウィルスです。初感染は伝染性単核球症という、発熱、リンパ節腫脹、肝脾腫、咽頭扁桃炎などの症状を伴う急性発熱性疾患を呈し、約1ヶ月程度で完治することが多く、その後は持続的感染がみられることはないものと理解されています。(もちろん、細胞性免疫に異常を持った方などはこの限りではありません。)

しかし、感染後もこのウィルスはリンパ球の中のB細胞という細胞に静かに潜み続け、時として悪性リンパ腫のBurkittリンパ腫との関連がみられます。また、感染の経過中にHPS:血球貪食症候群という、骨髄内で貪食細胞が正常に形成されてきている血球をドンドン食べてしまい、著しい貧血や血小板減少、白血球減少などを呈して場合によっては死亡するような病態を引き起こすこともあります。

そして、その通常は一過性の症状で治癒してしまうEBウィルスが体内に潜み続け、伝染性単核球症症状を繰り返したり、一部では蚊アレルギー(蚊にさされたのち、局所の腫脹、アナフィラキシー症状や血球貪食症候群を伴う反応)がみられることがあり、よくよく調べてみると、このような患者さんは有効な治療を施さない限り数年から10数年の経過の中で、ほとんどの方(9割以上)が亡くなってしまうとわかりました。これを、慢性活動性EBウィルス感染症:CAEBVと呼んでいますが、最近になりいろいろとこの病気のことがわかってきました。

EBウィルスはリンパ球のうちB細胞に感染しやすいのですが、このCAEBVの患者さんでは、T細胞あるいはNK細胞というリンパ球に持続的に感染し、感染した細胞がドンドン増えてしまっています。この感染したT細胞、NK細胞が悪さをするのですが、実際にどのように悪さをするのかははっきりとは解っていないようです。

ただ、治療法はずいぶんと進化しました。以前は、感染症の治療(つまり何とかして、EBウィルスをやっつけてしまう)が主流となっていましたが、これではあまり予後を改善することができませんでした。T細胞やNK細胞がEBウィルスに感染してドンドン増えているのが病気の根本にあるとすれば、悪性の白血病やリンパ腫とその病態は似ています。病気を治すために、この感染したT細胞、NK細胞を根絶するような方法。つまり、抗がん剤などでT細胞、NK細胞を殺してしまう治療(白血病の治療と近いものです。)を行い、血液中のEBウィルスの量が減るのを観察します。それで、血中からEBウィルスが見つけられなくなれば治癒です。しかし、ほとんどの例では、かなり強い抗がん化学療法を行っても、完全にはEBウィルスを排除できません。そこで、骨髄移植などの血液幹細胞移植を併用することで、非常に強い(つまり、ほぼ完全に骨髄が死んでしまうまでの)治療を行い、移植後に入ってくる正常の免疫状態でEBウィルスを抑え込むことで予後が大きく改善しました。

大阪府立母子医療センターの河 敬世先生らのグループでは上の治療を行うことで、実に70%以上の生存率を確保しています。

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2009年7月 2日 (木)

遺産

2009年7月2日 晴れ
昨日はゲリラ豪雨。今日は晴れです。

付近では、溶連菌感染症、ヘルパンギーナなどが流行中です。

さて、このほど急死したビッグスターのマイケル•ジャクソン氏の遺産のことで、故人の周りは騒がしくなっています。コレだけのものを残せば、当然、争いがおこるでしょうね...。悲しいことですが、それが人間の性です。幸いなことに、(多分?)有効な遺言状が残されています。ダイアナ•ロス氏を実子の養育者として挙げていることには驚きました。

マイケルさん遺産550億円、養育権にロスさんの名も
魚拓はとれません。

<以下、引用>
『マイケルさん遺産550億円、養育権にロスさんの名も

 【ロサンゼルス=飯田達人】急死した米歌手マイケル・ジャクソンさん(50)の元弁護士が1日、ロサンゼルス郡上級裁にマイケルさんの遺言状を提出し、その内容が公開された。

 2002年7月に本人が署名したもので、全財産を同年に設立した自らの基金に預け、管理するとしている。

 子供3人の養育権については、マイケルさんの母親キャサリンさん(79)にあるとし、うち子供2人の実母デビー・ロウさん(50)には養育権がないと明記。キャサリンさんが養育できない場合は、ダイアナ・ロスさん(65)に養育権が移ると決め、弁護士ら3人を遺言状の執行人に指名した。

 米国を代表する黒人歌手、ダイアナ・ロスさんは、マイケルさんをジャクソン5の一員として売り出したことで知られ、マイケルさんの長年の親友とされる。

 マイケルさんの遺産額は今後精査されるが、AP通信は、07年3月時点で負債が3億3100万ドル(約321億円)あるものの、資産は5億6700万ドル(約550億円)あり、2億3600万ドル(約229億円)が残る見込みだとしている。

(2009年7月2日11時44分 読売新聞)』
<引用終わり>

多額の遺産を残す場合は、キチンとした遺言状を残しておくのがエチケットでしょうね...。ふと、感じました。

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2009年7月 1日 (水)

エアバス

2009年7月1日 晴れのち雨
近郊の町で豪雨により被害がでているようです。

最近の航空機事故はエアバスの機体での事故が目立ちます。

2009年 1月15日
便名: USエアウェイズ 1549便
機種: エアバスA320
死者: なし
状況: ニューヨーク・ラガーディア空港から離陸直後にバードストライクのためエンジンの推進力が喪失。ハドソン川に緊急着水に成功した。

2009年 2月12日
便名: コンチネンタル航空 3407便 (運行はコルガン・エア)
機種: ボンバルディア Q400
死者: 乗員乗客49人全員と地上の1人が死亡
状況: ニューヨーク州バッファローへの着陸直前に空港から10km手前に墜落。

2009年 2月25日
便名: トルコ航空 1951便
機種: ボーイング737-800
死者: 乗員乗客134人中9人が死亡[2]
状況: アムステルダム・スキポール空港への着陸最終段階で失速し、空港手前に墜落し機体が3つに分断し破損。

2009年 3月23日
便名: フェデックス 80便
機種: マクドネル・ダグラスMD-11F
死者: 乗員2人全員死亡
状況: 千葉県・成田国際空港のA滑走路へ着陸時に、滑走路上で2回バウンドし宙返りになって滑走路わきにたたきつけられ炎上した。

2009年 6月1日
便名: エールフランス 447便
機種: エアバスA330
死者: 226名(不確定)
状況: リオデジャネイロ発パリ行きの定期便が、ブラジル沖の大西洋上で消息を絶った。

2009年 6月30日
便名: イエメニア 626便
機種: エアバスA310
死者: 153名中152名が死亡もしくは行方不明
状況: イエメン・サヌア発ジブチ経由コモロ行きのイエメン国営航空会社の定期便が、悪天候の中コモロのモロニにあるプリンス・サイード・イブラヒーム国際空港へ着陸アプローチ中に空港沖のインド洋に墜落。事故直後に14歳の少女が救助されたが、そのほかの乗員乗客の安否は不明。

上記のように6件中3件がエアバス社の機体により起こっています。1件はバードストライクが原因であり機体の瑕疵が関連している可能性は極めて低いと思われますが、6月に入ってからの2件は原因が不明で、機体の問題が関連している可能性も示唆されています。悪天候と機体との関連...早期に原因がはっきりし、今後の運行に支障のないようにすることが望まれます。

旅客機墜落、生存者は5歳児 悪天候説と機体問題説が浮上
魚拓

<以下、引用>
『旅客機墜落、生存者は5歳児 悪天候説と機体問題説が浮上

(CNN) 乗員乗客150人以上を乗せたイエメン航空の旅客機墜落事故で、イエメンの運輸当局者は6月30日、海上で救出された生存者が5歳男児であることを明らかにした。子どもは病院に搬送されたが、負傷の程度は不明。

当局者によると、これまでの捜索活動で3人の遺体が収容された。墜落機のレコーダー類はまだ回収されていない。フランス当局はイエメン側に対し、捜索活動を支援するため墜落現場に部隊を派遣する方針を表明したという。

当局者はまた、墜落機がコモロの首都モロニの空港に接近していた当時、現場周辺の風速は38メートルで海上が荒れていたと述べ、悪天候が墜落に関係している可能性をにじませた。

一方フランスのビュスロー運輸担当相は、同国が数年前、安全性への懸念から墜落機種のエアバスA310−330型機を禁止したと指摘。悪天候が墜落を招いたとの見方に対して「まだ何も証明されていない」と慎重姿勢を示した。

イエメン当局者は「何が起きたかは調査が完了するまでわかない」として、機体に問題があったと判断するのは時期尚早との見解を明らかにした。』
<引用終わり>

ブラジル沖の大西洋上で消息を絶ったエールフランス機のブラックボックスは仏軍原潜の『エメロード』を投入するも、発見回収されていないようです。航空機事故において、事故直前に操縦室でなにがあったのか?これを知ることは事故の原因を解明するために必要不可欠のこととされています。

一度起こると、大量の貴重な生命が失われる航空機事故。機体の問題なのか?悪天候がそうさせたのか?操縦上の人為的ミスなのか?はっきりとさせなければなりません。

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