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2009年6月16日 (火)

アメリカ版国民皆保険制度

2009年6月16日 晴れ
東京ではゲリラ豪雨のようですが、こちらは晴れていました。

アメリカ合衆国は自由の国。チャンスがあれば大金持ち、しかし、スラムで暮らす人たちもいて、貧富の差がかなり大きい国でもあります。医療保険は民間の医療保険会社が握っており、医療保険に入れない方々は無保険の状態であることもあります。「Sicko」という映画がありましたが、切断した指においても、お金によりつなぐことの出来る本数も決まります。乳児死亡率はお隣のキューバよりも悪く、自由ではあるが平等ではない世界です。

数年前より、クリントン元大統領夫人のヒラリー•クリントン氏(現:国務大臣)は、日本にならった、国民皆保険制度の導入を訴えています。そして、政権内部で彼女が大きな権力を持った今...。再びこの「アメリカ版国民皆保険制度」が注目を集め始めました。

CNNより
医療保険の改革は必須 米大統領が医師会で強調
魚拓

<以下、引用>
『医療保険の改革は必須 米大統領が医師会で強調

(CNN) オバマ米大統領は15日、シカゴ市内で開かれた米国医師会(AMA)の年次総会で演説した。大統領は、医療保険改革によって国民皆保険が実現し、医師も治療が効率化すると述べ、改革に取り組む必要性を強調した。

大統領は、医療保険改革が米財政の長期安定にとって最重要事項であるとコメント。公的保険の拡充で治療方法や収入に制約が生じることに対する医師の懸念を認めたうえで、そのような思考は誤りだと述べた。

大統領はまた、保険未加入の国民4600万人の取り込みに向けて、医師や患者、保険会社、製薬会社に対して米政府との連携を呼びかけ、コスト抑制と効率アップを図りながら実効性のある制度を確立するよう促した。

大統領はさらに、医師側に不要な検査や治療の抑制と、医療過誤訴訟による損失に備えた引当金の制限が必要だと述べ、保険会社側には持病のある人々の保険加入を認めるよう求めた。医療費請求手続きのペーパーレス化や、予防医療の必要性も指摘した。

AMAのロハック次期会長は、オバマ大統領が今回の演説で、過剰な書類手続きや医療過誤訴訟への備え、医学生の抱えるローン負担といった医師側の問題に言及したことを歓迎した。AMAは改革法案の議会通過に、大きな影響力を及ぼすとみられている。米議会は近く少なくとも3件の改革案を審議するが、民主党と共和党の立場は大きく隔たっている。』
<引用終わり>

この「アメリカ版国民皆保険制度」の動向は、日本の健康保険制度に微妙な影響をもたらすとみられています。アメリカでこれまで甘い汁を吸っていた医療保険会社は、そのシェアを狭められます。その結果、日本の市場を狙って動く可能性がある。そして、その動きは水面下で徐々に進行しているとの考え方です。

実際、アメリカの医療保険会社のCMは結構な頻度で目にします。政府の方針も、アメリカ寄りととらえることも出来ます。自由診療の認可などもそうです...。政府はひょっとすると国民の健康を、アメリカの医療保険会社に売り渡そうとしているのかもしれませんね...。

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