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2009年6月 9日 (火)

医師招聘の難しさ

2009年6月9日 曇り
更に蒸し暑さが...。

医師をその地域に招くことは現状では非常に難しく、その地域の首長さんが頑張っても、まず無理であろうと感じます。住民自体が考え方を変えて、そこに赴任する医師をサポートする形にしなければ、うまく行かないようです。首長選挙で公約に『医師3人を招聘する』として当選した市長さんが、医師を招聘できず、市議会で陳謝したもようです。

大城・八幡浜市長:医師確保できず、市議会で陳謝 /愛媛 6月9日16時1分配信 毎日新聞
魚拓

<以下、引用>
『大城・八幡浜市長:医師確保できず、市議会で陳謝 /愛媛
6月9日16時1分配信 毎日新聞
 八幡浜市の大城一郎市長は8日、6月定例市議会本会議の総括説明で、「市長選で『直ちに3人の医師確保』を公約としたが、今日まで結果を出せない状況にある。認識の甘さがあったことは否めず、大変申し訳なく思っている」とおわびした。今後について「国、県の協力をいただきながら、医師の確保を最優先に取り組みたい」と述べ、理解を求めた。
 一方、空席となっている副市長人事について、大城市長は本会議終了後の議員全員協議会で、現在県南予地方局八幡浜支局長の橋本顕治氏(58)を選任することに同意を求める議案を最終日(23日)に追加提案する考えを説明した。
 6月定例市議会はこの日開会、市長給料を10%カットする条例改正案や、市長退職金制度(退職手当額1947万円)を廃止する条例制定案、2億9320万円の09年度一般会計補正予算案など16議案を一括上程した。一般質問は11、12日。【門田修一】

6月9日朝刊』
<引用終わり>

医師はモノではありません。一介の人間です。『確保』というコトバはどちらかというと、人間というよりモノを扱うときのように感じてしまいます。

何故、医師がその地域にこないのか?そして、逃げて行くのか?それを、首長ももちろん、議員さんも、そして住民のみなさまも感じて、考えていただければ、より良い方向に動くのでは?と感じます。

現在、大学の医局においても医師は不足しています。医師に『この地域であれば、医療を継続してやってみよう!』と思わせる地域が、医師を招聘することが出来るでしょう。

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コメント

こんばんは。いなか小児科医先生、復活されたのですね。医師確保・・・特に田舎での医師確保はここオーストラリアでも非常に大きな問題です。それを打開すべく卒前教育を変えて行っています。僕も9月に帰国しますが、日本の卒前教育がまず、変わらないと地域(本当の意味での地域医療)に人生を捧げる人は出てこないでしょうね。僕も復活しました。今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: Dr.TERU | 2009年6月11日 (木) 19時59分

こんばんは
Dr.TERUさま

コメントありがとうございました。現在はAUにおられるのですね。

>僕も9月に帰国しますが、日本の卒前教育がまず、変わらないと地域(本当の意味での地域医療)に人生を捧げる人は出てこないでしょうね。

地域医療へのearly exposureを与える試みは進んでいますが、一部ですね...。本当の意味での地域医療に挺身する人材を育てるためには、どのような卒前教育が必要なのか?まだ、手探りのようです...。

先生の新しいブログ、早速リンクさせていただきました。これからもよろしく、お願いします。

投稿: いなか小児科医 | 2009年6月11日 (木) 23時06分

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