本当は怖い
2009年6月25日 晴れ
から梅雨といって差し支えないでしょう。
さて、感染症は人類の歴史の中で、ほとんどは越えられたものと思われた時期もありました。特に細菌感染症はペニシリンの発見以来、数々の優れた抗生物質の開発により、control可能な病態と思われました。しかし、抗生物質の乱用は耐性菌を作りました。結核も怖くない病気と認識されるようになった時期もありましたが、最近はお笑い芸人が結核で入院したり、あらゆる抗生剤に体制を示す超耐性結核菌の出現など、本当は怖い病気でもあります。
<結核>20代男性が死亡、9人が感染 大阪市中央区で 6月25日21時31分配信 毎日新聞
魚拓
『<結核>20代男性が死亡、9人が感染 大阪市中央区で
6月25日21時31分配信 毎日新聞
大阪市は25日、同市中央区の元飲食店店員の20代男性が今年2月に結核で死亡し、20〜30代の9人の同僚と元同僚が結核を発病・感染したと発表した。9人は通院治療中だが、現在、症状は出ていない。
市保健所によると、死亡した男性は04年ごろから飲食店の厨房(ちゅうぼう)で勤務。07年1月にせきの症状が出て昨年9月に体調が悪化した。仕事ができなくなって同年末で店を辞めたが、病院にはかからず、今年2月に食事が取れなくなるほど衰弱して救急搬送され、同23日に死亡した。
市保健所で接触者調査を実施した結果、男性2人と女性1人が発病、男性6人の感染が分かった。市では昨年1〜9月に同店で勤務していたアルバイトら約50人についても健診を実施している。市保健所は「男性と客の接触はなく、客への感染リスクはほとんどない」としている。【石川隆宣】』
結核は注意していないと見逃すことがあります。特に、(私のような)経験の浅い医師は特にそうです。頑固な咳には要注意でレントゲンだけでは診断できないこともあります。結核では?という頭がないといけません。
また、結核の感染様式は空気感染とされ、排菌している患者さんと同室の空間にいるだけで感染が成立します。感染を避けるためには、N95マスクが必要です。
本当は怖い結核。激しく頑固な咳、微熱などの症状がある方は、一度は経験の深い医師を受診するべきでしょう。
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