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2009年5月24日 (日)

使ってはいけない...????

2009年5月24日

本日、2稿目です。

NPO法人医薬ビジランスセンター(薬のチェック) 浜 六郎先生から、2009年5月22日付けで以下の文書がHPに公開されています。

産婦人科医会に再考を求める:タミフルを妊婦に使用すると流産、胎児/新生児死亡、妊婦自身の危険が増大
魚拓

要約すると、『新型インフルエンザに感染した妊婦の治療において、タミフルを使用すると胎児、新生児の異常が現れる可能性があり、妊婦自身の危険性が増大します。よって、使用するべきでない(というより使っちゃいけません。)』ということの様です。

いろいろと、論文などを挙げて論じておられますが...。実際の臨床において、妊婦に新型インフルエンザが感染すると致死率が高いようだ、また、流産する可能性も高くなるということはほぼ周知し理解されているところであります。

今回の新型インフルエンザはH5N1ほどではないにしろ、通常の季節性インフルエンザに比較して数倍の致死率をもっていると思われます。死に至る可能性の高い妊婦さんに、治療手段があるとすればこのタミフルであろうと考えられますが、それを妊婦さん、あるいは、その御家族の方に告知した上で、タミフルを使うなということであれば相当...酷ですね。

この浜先生にお聞きしたい。死に至る可能性の高い妊婦さんに、あなたはタミフルを使用しませんか?そして、その妊婦さんが亡くなられたときにどのように思われますか?

私であればタミフルを使用すると思います。

(追記)

イギリスのブラウン首相の妻であるサラさんはWHOの年次総会で「妊婦の死亡率を下げるため母親の保健向上に努めよう」と訴えています。

【外信コラム】ロンドンの甃 妊婦に迫る危険 2009.5.22 03:04
魚拓

<以下、引用>
『【外信コラム】ロンドンの甃 妊婦に迫る危険 2009.5.22 03:04
このニュースのトピックス:新型インフルエンザ
 ブラウン英首相の妻、サラさんがスイス・ジュネーブで開かれている世界保健機関(WHO)の年次総会に出席し、妊婦の死亡率を下げるため母親の保健向上に努めようと訴えた。
 妊婦は胎児に対する拒絶反応を起こさないよう免疫力が低下しているため、季節性インフルエンザにかかった場合でも、合併症を起こして重症になる危険性がある。妊娠中は使える薬も限られている。
 WHOのマーガレット・チャン事務局長は「新型インフルエンザの妊婦死亡率はすでに許容できるレベルではない」と注意を促した。
 田代真人・国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センター長によると、新型インフルエンザの致死率は推定0・2~0・4%と弱毒性だが、免疫力が落ちた妊婦には200倍の毒性を持つと考えられ、強毒性の鳥インフルエンザ並みの脅威となる。特に新型インフルエンザは感染力が強いだけに要注意だ。
 日本産婦人科医会は、妊婦が新型インフルエンザに感染した場合、抗ウイルス薬タミフルやリレンザの使用を勧める通達を出した。
 日本では妊婦に対するインフルエンザワクチン接種について調査が十分に行われていない。しかし、特別な副反応の報告はなく、今回の新型インフルエンザを機に日本国内での議論を急ぐ必要があるだろう。妊娠中の母親はすでにパンデミック(世界的大流行)の危険にさらされている。(木村正人)』
<引用終わり>

妊婦には200倍の毒性を持つとされてますね...タミフルを使用しないで、この200倍の危険を放置せよというのでしょうか?浜先生は....。

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