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2009年5月22日 (金)

H5N1の動向

2009年5月22日 晴れ
ジリジリ暑い一日です。

世間では新型インフルエンザ(A/H1N1)の話題にあふれています。このウィルスは現在のところ、感染力は非常に強いのですが、毒性は弱く通常の季節性インフルエンザと比較してもあまり危機的な状況を生じさせていないと考えられます。しかし、慢性の心肺疾患を抱える方々、妊婦においては適切な治療がなされない場合、生命を脅かすような転帰をとることがみられるようです。

今回の騒動が始まる前、次の新型インフルエンザは高病原性鳥インフルエンザであるH5N1亜型が効率的にヒト→ヒト感染するように変異して、人類に広がり、凄まじい災禍となると予想されていました。現在のH5N1での死亡率は50%を超えるというように理解されており、効率的にヒト→ヒト感染するようになれば、それこそ、ものすごく恐ろしいウィルスとなるとされています。

世界中を新型インフルエンザ(A/H1N1)が席巻していますが、その陰にかくれて、エジプトなどではH5N1の感染事例が報告されています。そして、鳥に結構な頻度でこの高病原性鳥インフルエンザH5N1は感染しているようです。

5月15日のWHO報告。  魚拓

<以下引用>
『WHO 更新情報
  鳥インフルエンザ-エジプトにおける状況-更新15
      2009年5月15日 WHO(原文)


  エジプト保健省は、鳥インフルエンザの新たな確定ヒト症例を報告した。症例は、Sohag行政地区、Tama地区の5歳の女児である。女児は5月7日に発症し、5月9日にSohag発熱病院に入院し、オセルタミビル投与を開始された。女児の容態は安定している。

 症例は、エジプト中央公衆衛生研究施設において2009年5月10日に確認された。

 感染源に関する調査によると、弱った家禽や死んだ家禽に対する濃厚な接触が指摘されている。』
<引用終わり>

鳥からヒトへの感染事例です。まだ、ヒト→ヒト感染は効率的には生じていません。一説には、H5N1は効率的にヒト→ヒト感染を生じるように変異しにくいとされています。しかし、時間が経つとどうなるかはわかりません。また、感染事例も早期発見がなされ、ノイラミニダーゼ阻害剤を投与すると効果が期待できるようです。最近になりエジプトの死亡率は低下してきています。

このH5N1がパンデミックになった場合は、本当に恐ろしい。現在の新型インフルエンザの脅威は吹き飛ぶくらいです。

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