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2008年8月20日 (水)

ある日の患者さん_診断

本日2稿目です。

しばらく、身の回りが騒然としてて....続きを書けていませんでした。2人の方からコメントをいただきました。(尚、このお話はフィクションであります。)

骨痛、白血球の著しい増多、貧血、血小板増多などから急性白血病よりも骨髄増殖性疾患を考えた....。血液塗抹標本ができるのがこれほどの時間がかかるのか??徐々に時間は終業時間にかかってくる....。ココでは治療できない。

スメアーの標本を上級医師と一緒にのぞく。未熟な芽球があらゆる段階で増成している。やはり、CMLか?とにかく、親御さんに「血液の病気」であることを話し、後方病院へ連絡をとる。時間外になるが、対応を快諾してくれた。

翌日に行われた骨髄穿刺ではdry-tapではなく、骨髄液を採取できた。そして、芽球の増多とともに、FISH法でフィラデルフィア染色体(9番22番染色体の転座)を認め診断はCML:慢性骨髄性白血病と確定した。

その頃には、すでに分子標的薬の一つであるグリベック:imatinibが開発され販売されていた。小児に対する使用経験は少なかったが、これが奏効し白血球数、血小板数ともに正常化した。しかし、今後は根治を目指し、血液幹細胞移植が考慮される。

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