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2008年6月15日 (日)

社会舗装国....

2008年6月15日 雨
結構な土砂降りです。

日本は先進国の中でも、社会保障費よりも公共事業費の方が突出している特異な国であることを以前より書いています。本田宏先生はその講演の中で日本を模して「社会舗装国」としました!コリャ、言い得て妙です。

近畿自治体病院交流集会:地域医療を守ろう 埼玉の医師が記念講演−−大津 /滋賀 6月15日15時1分配信 毎日新聞
魚拓

『崩壊は加速の一途
 「日本の医療は非常事態」——。後期高齢者医療制度など国の医療費抑制政策や、医師不足、地方財政悪化などで窮地に立つ地域医療を守ろうと、公立病院の関係者らが集まり、大津市雄琴6の琵琶湖グランドホテルで14日、「第18回近畿自治体病院交流集会」を開催。「医療制度研究会」副理事長で、埼玉県済生会栗橋病院副院長の本田宏医師が「正しい知識を伝えないと医療崩壊は加速の一途をたどる」と講演し、参加した約200人は真剣に聴きいった。』

医療崩壊の限界点はひょっとすると既に過ぎてしまったのかもしれませんが....。多くの人々に現状を理解していただくのは重要で必要なことです。

『医療費最低、自己負担は最高
 本田医師は「日本の医療制度の問題点と解決策」をテーマに、まず「日本の医療費は先進国中最低で自己負担額は最高」と紹介。米国からの視察団が「患者が雑魚寝(入院病室が大部屋)でまるで50年代のよう」と驚いたことを挙げ、「大部屋も『3時間待ち3分診療』も普通と思っているから危ない。欧米人は日本で入院したがらない」と明かした。』

確かに、普通ではないでしょ...現状は...ね。

『ささらに、日本の医師数26万人は人口当たり世界63位で、先進国で作る「経済協力開発機構(OECD)」の平均から14万人不足していると指摘。300床規模の日米の公立病院を比較すると、「ボストンの医師370人に対し、日本は39人。秘書やレジデント(研修医)に至ってはゼロで、途上国並み」と説明。会場に「人が余っている病院はありますか?」と問いかけても、手を挙げる人はいなかった。』

14万人不足している上に、環境によりシフトしてますので....驚く様な医師不足が出現してます。

『一方で、日本の道路密度は先進国でも群を抜いて高く、本田医師は「日本は社会保障国ではなく『社会舗装国』」と批判。「国は『医師は年3000〜4000人増えている』とごまかすが、それではOECDの平均に届くだけで40年かかる」と断じ、「このままでは医療ばかりか日本が崩壊する。食い止めるのは国民みんなの社会的責任。周りの人に現状を伝えてほしい」と呼びかけていた。』

医療崩壊においては、既にもう遅いという意見もありますが...多くの方々に理解してもらる努力は続けるべきです。

しかし、この「社会舗装国」という例えは、ずいぶん洗練されていると感じます。

本日参照させていただいた記事です。

『近畿自治体病院交流集会:地域医療を守ろう 埼玉の医師が記念講演−−大津 /滋賀
6月15日15時1分配信 毎日新聞

 ◇崩壊は加速の一途
 「日本の医療は非常事態」——。後期高齢者医療制度など国の医療費抑制政策や、医師不足、地方財政悪化などで窮地に立つ地域医療を守ろうと、公立病院の関係者らが集まり、大津市雄琴6の琵琶湖グランドホテルで14日、「第18回近畿自治体病院交流集会」を開催。「医療制度研究会」副理事長で、埼玉県済生会栗橋病院副院長の本田宏医師が「正しい知識を伝えないと医療崩壊は加速の一途をたどる」と講演し、参加した約200人は真剣に聴きいった。【近藤希実】
 ◇医療費最低、自己負担は最高
 本田医師は「日本の医療制度の問題点と解決策」をテーマに、まず「日本の医療費は先進国中最低で自己負担額は最高」と紹介。米国からの視察団が「患者が雑魚寝(入院病室が大部屋)でまるで50年代のよう」と驚いたことを挙げ、「大部屋も『3時間待ち3分診療』も普通と思っているから危ない。欧米人は日本で入院したがらない」と明かした。
 さらに、日本の医師数26万人は人口当たり世界63位で、先進国で作る「経済協力開発機構(OECD)」の平均から14万人不足していると指摘。300床規模の日米の公立病院を比較すると、「ボストンの医師370人に対し、日本は39人。秘書やレジデント(研修医)に至ってはゼロで、途上国並み」と説明。会場に「人が余っている病院はありますか?」と問いかけても、手を挙げる人はいなかった。
 一方で、日本の道路密度は先進国でも群を抜いて高く、本田医師は「日本は社会保障国ではなく『社会舗装国』」と批判。「国は『医師は年3000〜4000人増えている』とごまかすが、それではOECDの平均に届くだけで40年かかる」と断じ、「このままでは医療ばかりか日本が崩壊する。食い止めるのは国民みんなの社会的責任。周りの人に現状を伝えてほしい」と呼びかけていた。

6月15日朝刊』

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コメント

いなか小児科医先生、学会で声を掛けていただきありがとうございました。顔が見えると途端に近くなったようで、励みになります。これからもどうぞ宜しくお願い致します。

『社会舗装国』・・・こういったスパイシィーな言葉は大好きです。あっと、喜んでいてはいけませんね。これを打開するために声を挙げなくては。

投稿: クーデルムーデル | 2008年6月17日 (火) 08時01分

クーデルムーデルさま

こんばんは
こちらこそ学会で会えてよかったです。これからもどうかよろしくお願い致します。

『社会舗装国』は最初読んだ時に吹き出してしまいました。環境のためにも、社会を舗装するのでなく、社会を保障しましょう。などと...。

お後がよろしいようで(笑)

投稿: いなか小児科医 | 2008年6月17日 (火) 22時16分

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