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2008年4月20日 (日)

いつまで否認するのか?

2008年4月20日 晴れ
風は強い。

国を守るということはどういうことか?日本は、海の中に浮かぶ列島であり、陸続きの国境線を持たない島国であるとしても、自衛隊なくして国を守ることはできるのでしょうか?日本国憲法は、その中で軍隊を持つことを否定しています。自衛隊はその規模、そして装備からいっても軍隊であるといえるでしょう。そして、「自衛隊は軍隊でない」という非現実的な否認が続く限り、隊員たちのココロは蝕まれるのではないでしょうか?

話は変わりますがスイスは1815年のウイーン会議で、「永世中立国」として正式に国際的に承認された国です。以来、強大な軍事力をもち、国民皆兵制をしかれた国でもあります。日本とは、陸続きの国境があるなどの点でかなり環境の違いがありますが、「中立を守るため」には軍備は必要悪であるのだろうと感じます。

自衛隊の存在自体の憲法判断はさておきますが、イラクに入って支援したコトが違憲に当たるとの判断です。
<イラク輸送違憲>自衛隊の海外活動拡大に一石 4月18日0時1分配信 毎日新聞
魚拓

『航空自衛隊による多国籍軍の空輸活動を明確に違憲と指摘した17日の名古屋高裁判決は、憲法論議をあいまいにしたまま拡大を続ける自衛隊の海外活動に疑問を投げかけた。一方で、判決は原告の控訴を棄却し、政府も早々と派遣を見直す考えはないことを表明したことから当面の“実効性”はない。それでも、自衛隊に関する憲法判断を避けてきた司法が、踏み込んだ指摘をした意味は重い。』

イラクに入って、支援した人たちの危険はどのようなものであったのでしょうか?輸送機を地上から地対空ミサイルで狙えば...撃墜される危険性もあります。そのような地域に入って援助を続けた方々の苦労はどうなるのでしょう?評価されないのですか?

『自衛隊を巡る訴訟で過去に憲法判断に踏み込んだ判決は、自衛隊の存在を違憲とした73年の「長沼ナイキ基地訴訟」の札幌地裁判決があるくらいだ。さらに、今回の判決は原告が主張した「平和的生存権」についても、国の武力行使などで個人の生命や自由が侵害される場合は、裁判所に保護や救済を求められる具体的な権利と認める異例の判断をした。』

自衛隊の存在を違憲とするならば、どうしたらいいのでしょうか?国防はいらないのか?かの国の原潜が近海を航行している。また、ある国からはミサイルで狙われます。そして、地下核実験にも成功しています。国防力がなければ、早晩侵略を受けるでしょう...。

平和的生存権は日本国憲法前文の「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」という文言から導かれる権利とされますが、この「平和」はタダでは手に入らない。自国を守るだけの軍隊は必要です。

侵略するための道具は必要ありません。しかし、自衛隊を「国を守るための軍隊」として認め、そこで働く人たちをキチンと評価するべきです。

本日、参照させていただいた記事です。


<イラク輸送違憲>自衛隊の海外活動拡大に一石
4月18日0時1分配信 毎日新聞

 航空自衛隊による多国籍軍の空輸活動を明確に違憲と指摘した17日の名古屋高裁判決は、憲法論議をあいまいにしたまま拡大を続ける自衛隊の海外活動に疑問を投げかけた。一方で、判決は原告の控訴を棄却し、政府も早々と派遣を見直す考えはないことを表明したことから当面の“実効性”はない。それでも、自衛隊に関する憲法判断を避けてきた司法が、踏み込んだ指摘をした意味は重い。

 同様の訴訟は全国11地裁に起こされたが、原告敗訴が続いた。いずれも自衛隊イラク派遣は原告の具体的な権利、義務に直接影響を及ぼすものでないとして門前払いした。

 今回の判決も結論への道筋では同様の判断をしている。しかし、憲法9条の政府解釈やイラク特別措置法の規定に基づき、自衛隊のイラクでの活動実態を詳細に検討したのが画期的だ。「自衛隊が行く所が非戦闘地域」と繰り返してきた政府に対し「首都バクダッドでは一般市民にも多数の犠牲者が出ており『戦闘地域』だ」と認定した。

 自衛隊を巡る訴訟で過去に憲法判断に踏み込んだ判決は、自衛隊の存在を違憲とした73年の「長沼ナイキ基地訴訟」の札幌地裁判決があるくらいだ。さらに、今回の判決は原告が主張した「平和的生存権」についても、国の武力行使などで個人の生命や自由が侵害される場合は、裁判所に保護や救済を求められる具体的な権利と認める異例の判断をした。

 憲法改正の議論に加え、自衛隊の海外派遣の要件を定める恒久法に向けた論議も活発化している。名古屋高裁は自衛隊の活動に関する国民的議論に向け、問題提起したとも言える。【式守克史、北村和巳】』

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コメント

好意的に判断するなら、はやく憲法改正しなさいということかなっと。

投稿: クーデルムーデル | 2008年4月22日 (火) 15時01分

そうですね。
国家が国防のための軍隊を持つのは当然です。
が ...。
現憲法下では自衛隊の存在自体、違憲の要素を否定しきれないのは
その思想信条に拘わらずやむを得ない状況です。

面と向かってそう言えないのは、自衛隊の存在という
既成事実が重過ぎるからでしょう。
国防の必要性を法的論議をする事自体が、どうかしてますね。

ですから、やはり憲法改正ですね。

投稿: 馬小屋 | 2008年4月22日 (火) 16時55分

クーデルムーデルさま
こんばんは

レスが遅くなり申し訳ありません。

今のままでは、ストレスが溜まるばかりでしょう。理想論ばっかいっても、現実は違う。現実と、法律をある程度すり合せなければ事態は変わらないでしょうね...。

憲法改正の上、自衛のための軍備を認知するべきです。

投稿: いなか小児科医 | 2008年4月23日 (水) 00時20分

馬小屋さま

コメントありがとうございます。

>国防の必要性を法的論議をする事自体が、どうかしてますね。

何もしないで、平和が手に入るとしたら、軍備は要らないでしょうね...。でも、恐らく侵攻を受けるでしょう。これは、ごくごく当たり前のことです。

大多数の国民の方々は、余り認識していないかもしれませんが...。自衛隊と在日米軍があることにより、現在の平和がある。と、認識すべきと考えます。

投稿: いなか小児科医 | 2008年4月23日 (水) 00時25分

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