『机上論』=『現実の否認』
2008年4月14日 雨のち晴れ
うららかな一日です。
昨日も一部、触れましたが...国は太平洋戦争で得た教訓を生かしきれていないと感じます。机上の論理で全てのことを指揮するならば、いつか破局に至る。最前線で戦っている兵士には食料は当然のこと、休息やトイレもキチンとしてなければいけません。それを無視して、精神論で押し通すならば、物量で勝る米国には負けて当然です。更にいうならば、うら若き前途ある日本軍のパイロットを片道燃料で250kg爆弾を下げさせて、敵艦に突っ込ませるというような戦術を考えることなどは、その肉体を軽視し、そして将来を考えない現実への否認であると考えます。(ことわっておきますが、神風特攻隊にて出撃した約5000人のパイロットの方々の行為は、その攻撃の正否に関わらず非常に貴重なものと考えます。)
現在に目を向けると、医療の現場は一種の戦争状態とも見えます。年間2200億円の社会保障費を削減するという骨太の方針と、OECD加盟国中ほぼ最低レベルの人口当たり医師数、及び、社会構造の変化とともに拡大してきたコンビニ受診、その他諸々があいまって医師にかかる重圧はかつてないほど厳しいものとなっています。病院勤務医においては、労働基準法を遵守できる環境にはなく、過労による障害や死亡もみられます。厚生労働省はここに至っても机上の論理を振りかざし、これまでのあやまちをただそうとしませんし、「診療報酬はつけるが、その使い方は病院次第だ...」と戦場にポツリ残された勤務医に対して、本気で手を差し伸べようとしません!
戦中の日本にどこか似ていると思いませんか?兵士の肉体を軽視した旧日本軍。そして、医師の肉体を軽視している厚生労働省。そして、裏でそれを操る財務省。このままで進むと、太平洋戦争の終末期と同様に、徹底的な攻撃を受けてカタストロフィに至る道筋がみえます。
もう既に遅いかもしれませんが....年間2200億円の社会保障費削減だけは止めさせなければ、アウトです。
さて、記事はrifaxより。
『尾辻秀久元厚生労働相(自民党参院議員会長)は12日、毎年2200億円のペースで社会保障費の自然増を圧縮する政府方針について、「来年度(09年度)予算でも削れば、社会保障は崩壊する」と述べ、強く見直しを求めていく考えを示した。自らが会長を務める超党派組織「医療現場の危機打開と再建をめざす国会議員連盟」が主催したシンポジウムのなかで発言した。』
公共事業費はまだ削れます。社会保障費はもうダメです。
旧日本軍の精神論。それは、肉体を考えないという「現実への否認」でした。そして、現在の厚生労働省、財務省は数合わせだけの机上論を振りかざし、医療者の肉体を考えない。これも、「現実への否認」です。でも、永久に気付くことはないのでしょうね...官僚たちは....。
本日参照させていただいた記事です。
『Risfax【2008年4月14日】
尾辻元厚労相 2200億円圧縮、「継続なら社会保障は崩壊」
尾辻秀久元厚生労働相(自民党参院議員会長)は12日、毎年2200億円のペースで社会保障費の自然増を圧縮する政府方針について、「来年度(09年度)予算でも削れば、社会保障は崩壊する」と述べ、強く見直しを求めていく考えを示した。自らが会長を務める超党派組織「医療現場の危機打開と再建をめざす国会議員連盟」が主催したシンポジウムのなかで発言した。
尾辻氏はパネラーの1人、日本医師会常任理事の内田健夫氏に「経済財政諮問会議の評価」を質問。内田氏が「社会保障や教育を考える立場のメンバーが入っていないのが問題。財政上いかに帳尻をあわせるかしか議論していない。5年で1兆1000億円削減の方針が、残りの3年間も続くと日本の医療は崩壊する」と答えると、「私の言いたいことを言っていただいた」と応じた。
一方、共産党の小池晃政策委員長は、2200億円圧縮を政府の「骨太の方針08」には盛り込まない方向で「骨太の方針の骨を抜こう。自民党と共産党が一致すればそんなに時間のかかる話ではない」と、共闘姿勢を取るよう尾辻氏に呼び掛けた。』
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コメント
はじめまして。
このたび、「メタボちゃん@メタボリック予防対策本部」というブログを
立ち上げました。
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貴ブログを拝見させていただきました。
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医療の現場で従事されておられる先生の貴重なご意見も、是非、参考とさせていただき、当ブログで活かして行きたいと思いました。
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よろしければ、相互リンクお願いいたします。
当方ブログ左サイドのカテゴリにアップさせていただきました。
是非、相互リンク、よろしくお願いいたします。
また、訪問させていただきます。
お互い、ブログ製作を頑張りましょう!
投稿: おーちゃん | 2008年4月17日 (木) 14時53分