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2008年3月 9日 (日)

偉業

2008年3月9日 曇り
肌寒い一日です。

西日本新聞の記事....
小児、産婦人科の窮状 医師らが報告 中津市で公開講座 3月9日10時7分配信 西日本新聞
魚拓

『中津市医師会が主催した公開講座「地域医療の危機を考える」が8日、同市の小幡記念図書館であり、地元医師会や中津市民病院の医師らが地域医療の現状などを報告した。』

同様な集会はいろんなところで開催されていますね...それほど、切羽詰まった状況なのでしょう...。

『中津市民病院の外科と小児科の部長は、医師不足に加え、安易に時間外医療を利用する患者が増加していることなどから「救急医療はギリギリの状態」「小児科医は時間外診療と電話対応に追われている」と窮状を訴えた。』

そうですね...。私も同じ日に別の場所で同じような内容を訴えていました....。

話しの場面は変わりますが....その別の場所で聞いたお話。「産科医の減少は全国的で、そして、普遍的なものである。その原因はやはり過酷な勤務、大野事件のようなトンデモ事件....産科医になろうという若い人は減少してしまうこと....。」「状況が変わらない限り、この傾向に変化はない。」ということでした。
その場では、広域のヘリ搬送などのお話も出たのですが、産科救急では都道府県を超えた搬送体制の整備がこれからは必須となるだろうとの予測も示されました。

その中で、日常的に新聞を賑わせている、「産科救急を受け入れることができない問題」については、我が県ではほとんど発生していないことも報告され、その要因として、「新生児側から大きく発展した周産期システムの整備」があったからであるとされていました。(当然、それに伴う産科側の協力は大きいものがありました。)たしかに、私が研修医のころより、専用の新生児ドクターカーがあり、何度も乗ったな....。などと思い出します。

この体制整備をはじめたのは、私を小児科医として育ててくれた恩師の一人でした。今になって、その偉業のスゴさを感じます。

本日参照させていただいた記事です。

『小児、産婦人科の窮状 医師らが報告 中津市で公開講座
3月9日10時7分配信 西日本新聞

 中津市医師会が主催した公開講座「地域医療の危機を考える」が8日、同市の小幡記念図書館であり、地元医師会や中津市民病院の医師らが地域医療の現状などを報告した。

 講座には市民ら約500人が参加。市医師会の川嶌眞人会長は「国内の医師は10万人も足りず、県内の病院数も減少している」と指摘。「市民の協力を得て地域全体で若い医師を守り、育てていくことが重要」と訴えた。

 中津市民病院の外科と小児科の部長は、医師不足に加え、安易に時間外医療を利用する患者が増加していることなどから「救急医療はギリギリの状態」「小児科医は時間外診療と電話対応に追われている」と窮状を訴えた。市内で唯一、出産可能な産婦人科医院を経営する小田高明医師は「過酷な勤務実態と訴訟の多さから産婦人科医が敬遠され激減している」として、「医師を増やすとともに、行政主導で医師の偏在をなくしていくことを期待している」と語った。

=2008/03/09付 西日本新聞朝刊=

最終更新:3月9日10時7分』

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