« 生体吸収型ステント | トップページ | 地方自治体の財政 »

2008年3月23日 (日)

心因性頻尿

本日、2稿目です。

「やたらとおしっこが近いんです。」というコトを主訴にみえられる患者さんは結構多いです。ほとんどは、器質的な原因があるのではなく、何らかの緊張状態などにより起こるものです。もちろん、検尿はほとんどの例で行います。

子ども相談室:6歳男児、1日に20回もトイレに行きます=小児科医・藤田光江
魚拓

『6歳男児。2歳半から1日約20回、トイレに行きます。おしっこの量はさまざまです。便は1日2、3回で、おねしょはあまりしません。尿をためられないのでしょうか。弟と妹がいます。(大阪府、母親)』

おねしょ(夜尿という)がない場合はかなりの確率で器質的原因がないことを示唆します。尿がためられない場合も夜尿を伴うことが多いといえます。(膀胱容量減少型の夜尿)もちろん膀胱炎などで残尿感が出現し頻尿となることもあります。検尿はするでしょうね....。

『相談者のお子さんに夜尿(おねしょ)があまりないなら、尿をためるぼうこうが小さいわけではなさそうです。頻尿は、緊張と関係があり、小さい子だけでなく思春期の子にも見られます。ただ、誰にでも出るわけではなく、親や先生の言うことをしっかり守ろうとするいわゆるいい子に多いのです。思春期には強迫性障害の病名がつくこともありますが、小さい子の場合は発表会や入学の前など何か緊張する理由のあることが多く、一時的なのが普通です。』

そうですね....。ただ、器質的原因が隠れている場合もあり注意は必要です。

このような場合もあります。既に、トイレットトレーニングは終了しちゃんと夜尿もない状態となっていた児。あるときから、異常に尿回数が増えて尿量も増えた。更に、いままでしなかった夜尿まで起こり始め、オムツをしている。少し、やせたような感じがある。とのコトで来院。

尿検査と血液検査をすると....パニック値で検査室から直接電話がかかります。「先生、血糖800で尿糖4+です!」小児の糖尿病の発症時にはこのような経過でこられることもあります。

また、尿量の多い児には腎不全の初期であることもあり、夜尿も伴っている時には注意深く検討することは必要と思われます。

本日参照させていただいた記事です。

『子ども相談室:6歳男児、1日に20回もトイレに行きます=小児科医・藤田光江

 ◇Q・6歳男児、1日に20回もトイレに行きます

 6歳男児。2歳半から1日約20回、トイレに行きます。おしっこの量はさまざまです。便は1日2、3回で、おねしょはあまりしません。尿をためられないのでしょうか。弟と妹がいます。(大阪府、母親)

 ◇A・緊張による頻尿の可能性 原因探しほぐしてあげて

 春から新しい生活を始める子のいる家庭では、うれしさと同時に緊張感もあると思います。この時期、頻尿を訴えて受診する子が増えてきます。1日30回もトイレに通うという小学校入学前の子もいましたが、尿検査は正常でした。

 相談者のお子さんに夜尿(おねしょ)があまりないなら、尿をためるぼうこうが小さいわけではなさそうです。頻尿は、緊張と関係があり、小さい子だけでなく思春期の子にも見られます。ただ、誰にでも出るわけではなく、親や先生の言うことをしっかり守ろうとするいわゆるいい子に多いのです。思春期には強迫性障害の病名がつくこともありますが、小さい子の場合は発表会や入学の前など何か緊張する理由のあることが多く、一時的なのが普通です。

 子どもが緊張しきって頻尿になっているとしたら、緊張の原因を分かってあげて、リラックスさせることです。下にお子さんがいる場合は、上の子を、下の子のように甘えさせ赤ちゃん返りをさせるのが効果的です。ただ、上の子は甘えるのが下手で、母親も気恥ずかしくうまくいかないこともありますが、ぜひ一度試してください。頻尿や登校前の一時的な腹痛など、小さい子の心の症状を、早期発見、早期治療できるのは、一番身近なお母さんです。ちょっとしたヒントで、はっと気付いたお母さんが名医に変身し、びっくりすることがあります。子どもも大人も心からくる症状は分かりにくいのですが、気付くことが大切です。

毎日新聞 2008年3月23日 東京朝刊』

|

« 生体吸収型ステント | トップページ | 地方自治体の財政 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/101068/40607396

この記事へのトラックバック一覧です: 心因性頻尿:

« 生体吸収型ステント | トップページ | 地方自治体の財政 »