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2007年5月14日 (月)

生命というもの

2007年5月14日 晴れ

少し感傷的となっています。医療というものは不完全ですね...。我々、医師が人間である限り、生命を完全とすることはできない。これは真実です。

自分の目の前で生命が失われていく。特に、それが急速な経過である場合、遺族と同様に我々医師も本当に辛い。何が悪かったのか?どうすれば救命できたのか?レトロスペクティブにおもいをめぐらせます。答えの出ないことがほとんどです。それでも、それを糧にして次に同じような患者さんに出会った場合、「こうした方がいいだろう」と自分なりに答えを出そうと努力します。

辛い仕事です。しかし、その辛い部分と引き換えに自分の適切な判断、処置で患者さんを救命することができたときには本当に嬉しい。そして、それが医師を続ける唯一のエネルギーとなっているのかもしれません。

生命は永遠ではない。医療は不完全である。そして、医師はそのような辛い経験からも将来に寄与する情報を得ようともがく。

ちょっと、疲労がたまっています。今日はここまでで...。

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コメント

管理人さま
 お疲れ様です。先生の目の前のこと、心中お察しします。

 かく言う私も、最近病棟で増加しているincident、看護の荒れ、無能な組織運営などに滅入っています(特に今日は・・・)。前二者は看護師数の減少に起因するところが多く、後者は事務や能天気な医師達に起因します。指導を受けている医師には単なる愚痴は言わないようにすると、疲労は倍化します・・・。

 しかし、目の前の自分の科の患者には誠意ある診療に努力しようと何とか踏ん張っていますが、心が折れる音が近づいている感も否めません。

投稿: 雪の | 2007年5月15日 (火) 02時09分

せんせいの気持ち、よくわかります。
ある先輩が
「良い医者になるためには、沢山辛い思いをしないといけない」と言いました。
良識のある方には,それがどういう意味かお分かりでしょう。
けんどちょうらいを期しまする。

投稿: amigudara | 2007年11月 3日 (土) 23時36分

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