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2007年4月22日 (日)

テオフィリンの話題_概論

2007年4月22日 雨
今日は朝から雨。お外はヒンヤリで、上着が必要です。

京都であった、日本小児科学会。いくつかのワークショップに出席し聞いてきました。その中でも、気管支喘息に対して古くより使用されているテオフィリンというくすりに関してのワークショッップは非常に勉強になったと思っております。

さて、まずテオフィリンというクスリについてですが....。

『薬理作用
ホスホジエステラーゼを阻害する。 ホスホジエステラーゼはcAMPを分解する酵素であるから、その阻害剤はcAMP量を増大させて平滑筋を弛緩させる。  気管支拡張  中枢神経系刺激作用     同類のカフェインよりも強力である。』

とあります。サラリと流していますが、実はこの他にもいろいろな作用があり、総合的に非常に気管支喘息にヨク効くお薬です。
当然クスリですから、作用がある反面、副作用もあります。それについては....

『テオフィリンは肝臓で代謝されるため、肝不全の患者では中毒を生じる。 吐き気と嘔吐が最も多い副作用である。 肝障害 高カルシウム血症 不眠 痙攣 50mg/Lを超えると生じやすいが、30mg/L以下でも起こりうる。
安全域が狭い薬剤であるのでTDM(注1)による投与量コントロールが必要である。 治療域は10〜20mg/Lであるが、多くの場合に標的濃度は10mg/L程度に設定される。』

これは、単位を間違えています。mg/dl→μg/mlであったと思います。非常に効果の高いクスリでありますが、さじ加減はかなり微妙といえます。

追記します。読み間違えておりました。mg/l=μg/mlですので、間違いはありません。謝罪し訂正させていただきます。

(注1)TDM: Therapeutic Drug Monitoring, 薬物治療モニタリング。血液中の薬物濃度を調べ、治療の指標とすること。

また、後でこの部分を気にしなければなりませんが...。このテオフィリンというお薬は、お茶やコーヒーに含まれるカフェインという物質が体の中に入って、代謝(注2)されて作られます。その割合は飲んだカフェインの約10%に上るとされている様です。

(注2)代謝: エネルギーや物質の変化と流れをいう。この場合、摂取されたカフェインが体内の酵素によりテオフィリンに変化することをさす。

参照したサイトは、http://www.khp.kitasato-u.ac.jp/Bumon/Drug/tdm/tdm_main.htmhttp://akimichi.homeunix.net/~emile/aki/html/medical/pharmacology/node203.htmlです。

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コメント

いつも拝見させていただいています。

喘息もちの姉が発作が起こりそうなときは
せっせとコーヒーを飲んでいたことを思い
出します。

なるほどコーヒーを飲んでいたのはこういう
理由だったのか、といまさらながら納得しま
した。

下の娘が肺炎で入院中もテオフィリンを飲ん
だのですが、一定時間で飲んで血液検査をして
・・・となんだか大事でした。

いい薬なんだけど使い方が難しくてね、という
説明を受けましたがなるほどこちらも納得です。
実際はテオフィリン?とちょっと怖かったのですが・・・。

投稿 r_inag | 2007年4月23日 (月) 10時14分

>これは、単位を間違えています。

mg/dl ではなく mg/L と書いてありまする。
mg/L であれば μg/ml と同じかと愚考つかまつりまする。

投稿 bamboo | 2007年4月23日 (月) 11時12分

こんにちは
bambooさま

御指摘ありがとうございます。全くその通りで、訂正させていただきます。^ ^;

投稿 管理人 | 2007年4月23日 (月) 18時06分

r_inagさま

>いい薬なんだけど使い方が難しくてね、という説明を受けましたがなるほどこちらも納得です。

そうなんです。いま、結構話題となっているクスリです。

投稿 管理人 | 2007年4月23日 (月) 18時12分

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