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2007年3月24日 (土)

レインマンとサヴァン症候群

2007年3月24日 雨
今日は、ちょっと暇があって自宅でビデオを...ちょっと古い映画「レインマン」(ダスティンホフマン、トムクルーズ)を観ていました。自閉症の兄(ダスティンホフマン)は何とか会話で相手に意思を伝えることができますが、とても一人では社会生活ができるような状態ではありません。しかし、こと記憶力、計算力等については天才的な能力を持っています。ラスベガスのカジノでは、カードを数え次に来るカードを予想し大もうけ。

自閉症をもっている方々のうち、一部の能力が著しく発達した方々がおり、その方々を「サヴァン症候群」と呼んでいるようです。

Wikipediaより。
『サヴァン症候群(-しょうこうぐん、savant(仏語で「賢人」の意) syndrome)とは、知的障害を伴う自閉症のうち、ごく特定の分野に限って、常人には及びもつかない能力を発揮する者を指す。サヴァン症候群の共通点として、知的障害と共に異常といえるほどの驚異的な記憶力・表現力を持つことが挙げられる。彼らには「忘れる能力」が無いとされ、かなり昔から知られてはいたがその原因は未だ論議されており、正確には掴めていない。現在では脳の器質因にその原因を求める論が有力だが、自閉症者が持つ特異な認知をその原因に求める説もまた有力である。』

この「レインマン」という映画は実話をもとにして作られたということを聞いたことがあります。そのモデルとなった方には、脳の先天的な奇形(脳梁欠損などの重篤なもの)があり、通常では発達遅滞が著明に表れると予想される患者さんです。しかし、記憶等の一部の能力で常人には及びもつかないものをもっている。あらためて、人間というのはスゴいチカラを秘めているんだなと感じ入りました。

因に、山下清やモーツァルトなども「サヴァン症候群」ではないか?とされている様です。

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コメント

レインマンは、おもしろかったですよね。
ダスティンホフマンの演技も素晴らしかったし。

サヴァン症候群の人って、でも記憶そのものは良いけど、それをつなげる能力がないとか、でしたっけ。


投稿: Dr. I | 2007年3月25日 (日) 00時38分

「忘れない能力」がない、私です。生物としてマジョリティな群が一般とするならば(考える遺伝子による適者生存の結果)、いつの時代か疾患は疾患でなくなることもあると、よく考えています。
これって正常と異常の考え方ですね。

投稿: 雪の夜道 | 2007年3月25日 (日) 14時05分

こんばんは
Dr.Iさま

コメントありがとうございます。

たしかに、ダスティンホフマンはすごいっすね。映画撮る前に、長期間自閉症のかたと生活を共にしたとも聞いています。その精緻な表現力に圧巻されます。

>サヴァン症候群の人って、でも記憶そのものは良いけど、それをつなげる能力がないとか、でしたっけ。

忘れる能力が欠如しているともいわれていますが...モデルとなった方は、脳梁が欠損しているとも聞いています。そうであれば、文字通り左と右をつなげる能力がないのかもしれません。

投稿: 管理人 | 2007年3月25日 (日) 23時22分

こんばんは
雪の夜道さま

コメントをありがとうございました。
また、返答が遅れ申し訳ありません。

>生物としてマジョリティな群が一般とするならば(考える遺伝子による適者生存の結果)、いつの時代か疾患は疾患でなくなることもあると、よく考えています。

正常と異常は表裏一体である。という考え方でしょうか?世の中にあるものは、善と悪に区分けされますが、絶対的な悪、絶対的な善は宗教のなかにしかないというものに通じる様です。

投稿: 管理人 | 2007年3月29日 (木) 22時36分

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