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2007年1月 1日 (月)

最後の希望

本日2稿目です。

イージスやパンドラという言葉はギリシャ神話から派生して出てきている様です。現在海上自衛隊にも4艦(こんごう、きりしま、みょうこう、ちょうかい)配備されているイージス艦はフェーズドアレイレーダー(phased array radar:位相配列レーダー)というレーダーを備え、あらゆる方向からの攻撃に即座に対応できる(つまり、撃沈できない)ことから...ギリシャ神話の中の女神アテナ(知恵の神とされる)に、その父神ゼウスが与えた「全能の盾」に例えて名付けられたとされます。

パンドラは、始めて作られた人間とされます。パンドラはプロメテウスとエピメテウスという兄弟が泥より作ったとされ、その意味は「すべての賜り物を与えられた女」ということです。非常に美しい女性であったので、作ったエピメテウスは自分の妻にしてしまったとされます。さて、パンドラは天上界から下ってくる時に一つの箱を携えていました。その箱の中には神々から贈られたものが入っていました。そして、その箱を絶対に開けてはならないといわれていましたが、パンドラは好奇心にかられ開けてしまいました。すると、神々から贈られたいいものはいち早く飛び出し、ついでに憎しみや狭量、猜疑心、利己心などが飛び出してこの世に蔓延しました。そして、慌てたパンドラがその箱の扉を閉めたとき、のろまで臆病な「希望」だけが、その箱に残りました。だから、今でも、どんな時にも最後まで「希望」だけは人間とともに居残ってくれるのです。

今の日本の医療を取り巻く状況はホントに厳しいものです。徹底した医療費削減、マスコミの方々の無理解。医師の逃散は始まり、周産期などの非常に重要な医療は一部では崩壊に至っています。現場では「最後の希望」だけが残っているのではないでしょうか?そして、「最後の希望」を持つヒトも現場から立ち去れば、そこには希望も残りません。

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