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2006年9月12日 (火)

人員の不足...

2006年9月12日 雨

新学期が始まり約2週間。そろそろ、疲れがたまってきている様です。「下肢に力が入らず歩けない。」などの症状を呈する児が入院したりしています。一通りの検査を終えて、特に大きな所見がないのを確認し、点滴をして数日観察すると何事もなかったかのようによくなって帰っていきました。

さて、私の卒業大学がある県での記事。毎日新聞から....
医師:小児・産婦人科医、1割超減る−−県内主要28病院 /栃木

『県議会地域医療・保健対策特別委員会が11日開かれ、県は04年8月から今年8月までの2年間で、県内の主な28病院の小児、産婦人科医師数がともに1割以上減っていることを明らかにした。
 県医事厚生課によると、小児科医は04年8月1日に49人だったのが、今年8月1日で43人になり12・2%の減少。産婦人科医は同51人から45人となり、11・8%減少した。医師数全体が5・5%減ったのに比べ、際立った減少率を見せた。
 しかし、8月に関係省庁がまとめた「新医師確保総合対策」で、国が医師の養成数増員を容認する「医師不足県」には選ばれなかったことも報告した。』

現在の状況では、なかなか病院の小児科や産婦人科には人が残っていかないと思います。
拙ブログ:小児科の不採算性に記述しましたが...
「良質の医療を効率的に提供しようと改革を断行した病院小児科が、病院内の収入の面では「肩身の狭い」思いをする事になっています。「小児科の不採算性」は日本の診療報酬体系に起因するものと考える事ができます。」

恐らく、病院の小児科の診療報酬評価には構造的な問題があり、「一つ一つの処置をとっても多くの人手を必要とする」という部分を積極的に評価した診療報酬体系としなければ、病院小児科は魅力ある職場とはなり得ないと考えます。

毎日新聞には「何故、病院小児科産婦人科の人員が減っているのか?」「それに対する対策」まで突っ込んだ報道を期待したいところです。

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» 小児科勤務医は不足しているか? [医者の妄言]
小児科、産科はどちらも医師不足が喧伝されている診療科ですが、私は問題の所在が基本的に異なるのではないかと思っています。 産科においては産科医療の需要、供給のバランスが明らかに崩れている。これはその通りだと思います。これに対しては産科勤務医の労働条件を改善することが唯一の解決策だろうと思います。 一方小児科はどうか。少なくとも勤務医として私が見てきた印象では、「入院小児科医療」については充足している。病棟が小児科の�... [続きを読む]

受信: 2006年9月27日 (水) 15時56分

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