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2006年9月 8日 (金)

派遣制度

2006年9月8日 晴れ
不明熱の児が入院しました。精査を進めていきます。

さて、個人的に非常に気になる記事です。
医師派遣:へき地勤務医内定、都城市出身の中村さん−−県制度 /宮崎(毎日新聞)

『へき地の医師確保の目的で昨年度導入した医師派遣システムについて県は、都城市出身で東京北社会保険病院(東京都)に勤務する中村豪さん(38)=埼玉県在住=の採用を内定した。来年4月1日付で県職員として採用し、県内のへき地の公立病院・診療所に2年間派遣する。同システムでは2月に医師を募集したが、応募者がなく今年4月の採用は見送っていた。
 中村さんは宮崎西高を経て自治医科大(栃木県)卒。92〜02年に椎葉村など県北の公立病院で勤務経験がある。県は今年春に応募を依頼。安藤忠恕知事が直接会って要望し、中村さんも「古里の医療に携わりたい」と了承した。
 また、県は、卒業後に県内のへき地や小児科などでの勤務を条件に、修学資金を貸し出す制度に応募した医学生の男女8人全員に適用することを決めた。今年度は定員4人だったが「8人とも地域医療に貢献する熱意を感じた。総定員は24人なので前倒しした」(知事)という。』

中村先生の2年間のあとはどうなるのでしょうか?これは気になります。また、しばらくして、じっくり腰を据えてやれる病院に就職できるのでしょうか?

私のいる県でも、これと似た制度を作り医師を募集しましたが...応募者はゼロでした。もっとも、1年間県立病院か、私のいる病院で研修し、その後の2年間は診療所あるいはへき地の病院、この3年間をずっと繰り返すというもので...この制度にのっている限り、定住の可能性はありませんが....

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コメント

僻地医療をしたいという熱意が若い頃にあっても、日進月歩する医療に焦り、いらだち、ついていくためには勉強のため学会参加する程度では話にならず、結局中核病院での研修を数年受け直さねばならないことに気付く。そうすると定住はできなくなり、地域医療もとぎれとぎれになる。

僻地に定着する医者が少ないのはそういったところに理由があると思います。実際に僻地で望まれているのは定着する医者であるのでしょうが、それはなかなか叶うものではなさそうです。

投稿: クーデルムーデル | 2006年9月 8日 (金) 23時57分

クーデルムーデル さま
こんばんは

コメントありがとうございます。

<実際に僻地で望まれているのは定着する医者であるのでしょうが、それはなかなか叶うものではなさそうです。

そうですね、医師としてのスキルを維持することを考えると、へき地に住み続けることはなかなかできない選択です。へき地の医療を充実させるためには、へき地医療を支える部署を充実し、ある程度の人数で支えなければならないと考えますが...
今の日本の医療事情では難しいですね...結局、一人一人の肩に乗せられる重荷がスゴく重くなるだけですね。

投稿: befu | 2006年9月 9日 (土) 00時52分

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