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2006年9月27日 (水)

イレッサという薬

2006年9月27日 晴れ
清々しい日が続いています。今日はこれから転院してくる予定の乳児に会うため、ある病院に行ってきました。重症の血友病Aで生後数日で頭蓋内出血し、生命の危険がありました。いまはずいぶんと落ち着かれていて、お家に帰るための最終チェックのため転院してくる予定です。

さて、抗がん剤の一つであるイレッサ(ゲフィニチブ)についての記事が目に止まりました。実は、私の叔母が肺がん(腺がん)で亡くなられました。叔母は、約6年前にレントゲンでの異常陰影から肺がんと診断され、肺葉切除を受けました。病理組織の検索で、がんは一部血管などに浸潤しており、予後は余り期待できないであろうとのことでした。しばらくして、肺に再発を認め、化学療法が始まりました。途中からこのイレッサを使用した様ですが、これが著しく効いて、肺の再発の部分は(レントゲン上)一度はきれいな状態にまで治りました。

結局は、その他の全身に転移が認められるようになり、それが原因で亡くなられました。肺の腺がんは化学療法(つまり抗がん剤)、放射線治療も効きにくく大変ながんの一種です。それに対して、明らかな効果をみせたイレッサは叔母にとって、まさに「救世主がごとき」薬であったのではないかと考えます。

イレッサの副作用発症率、他の抗がん剤に比べ3倍に(読売新聞)

『 肺がん治療薬イレッサ(一般名ゲフィチニブ)の副作用とみられる重い肺障害の発症率は、他の抗がん剤を使った患者に比べ約3倍に高まることが、イレッサを販売するアストラゼネカ社(本社・大阪市)が国内で実施した大規模な調査でわかった。
 今回の調査は2003年11月から06年2月まで行われ、全国の肺がん患者4473人を登録。イレッサの代表的な副作用とされる、急性肺障害と間質性肺炎の発症率などを調べた。
 その結果、イレッサを使用し3か月以内に発症したのは4%で、他の抗がん剤を使用した場合は2・1%だった。
 喫煙歴があるなど重い肺障害を発症しやすい人はイレッサの治療から外されることが多いため、こうした対象患者の違いを考慮に入れると、イレッサは他の抗がん剤に比べ、発症の危険性が3・2倍に高まることが判明した。イレッサは、投薬から1か月以内の発症率が高いこともわかった。』

この記事だけをみると、イレッサは副作用が強く、恐ろしい薬としか一般の方々には理解されないでしょう。全てとはいいませんが、叔母のように非常に優れた効果を発揮する可能性があるということも、誌上で明らかにしていただきたいと思います。

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