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2006年9月 3日 (日)

ネフローゼ症候群_概念

以前より取り上げてみたかったネフローゼ症候群について、しばらく書いていくこととします。

ネフローゼ症候群は腎臓から血液の重要な成分である血清蛋白質が尿中に漏れ出して、結果として血液中の蛋白が減少して浮腫(むくみ)などの様々な症状が出現する一群の病気です。

そのメカニズムについては、腎臓の解剖などの理解が必要ですので続きのエントリーに回しますが、小児ではおおよそ、年間10万人の小児に対して5から6人程度の発症率の様です。

Photo_2 左に示したのは、小児のネフローゼ症候群の診断基準です。 尿中に蛋白が漏れ出して、血液中の蛋白が減る状態です。血液中の蛋白が減少すると、血管内に水分を保持している力(これを膠質浸透圧といいます)が減少して、血管内の水が血管外に漏れ出して浮腫(むくみ)が生じます。更に、これが進行すると血管の中に必要な水分を保持できない状態となり、血圧の低下、腹痛、顔色不良などを呈するネフローゼ急症を起こすことがあります。 次回は、腎臓のついてその解剖、機能等を説明したいと思います。

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コメント

はじめまして。

いつも大変勉強させて頂いております。

僕も小児科医の端くれでブログを書いております。
といっても先生ほど詳しくはありません。

様々な先生のブログ、HPなどを参考に、せっせこ記事を書いてます(まだまだ少ないですが)。また参考にさせて下さい。

御時間が御座いましたら、御意見、間違いの指摘、など頂けたら幸いです。

投稿: ドロロンえん魔くん | 2006年9月 3日 (日) 22時54分

ドロロンえん魔くん さま
こんにちは

コメントありがとうございます。

<といっても先生ほど詳しくはありません。
とんでもないです。私は浅学薄才を地でいっている様なものでして、ブログを書きながら、頭の中を少し整理できたらなどと思っているぐらいです。(笑)

ブログのリンクを貼らせていただきました。これからも、何卒よろしくお願いいたします。

投稿: befu | 2006年9月 4日 (月) 11時52分

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» 頻回再発ネフローゼ? [印旛沼の風]
今日は学校も始まったことだし、月曜といえどもそんなに混まないだろうと思いきや、随 [続きを読む]

受信: 2006年9月 4日 (月) 13時58分

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