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2006年8月16日 (水)

紀子さま入院の記事

2006年8月16日 曇り時々雨
台風が接近しています。

部分前置胎盤で秋篠宮紀子さまが愛育病院に入院されました。
紀子さま、出産に備え16日午後入院へ(読売新聞)

『宮内庁は15日、妊娠9か月の秋篠宮妃紀子さま(39)が16日午後から東京都内の民間病院に入院されると発表した。紀子さまは胎盤の一部が子宮口を覆う「部分前置胎盤」で、帝王切開での出産まで「入院して安静に過ごされるのが望ましい」と医師団が判断した。
 記者会見した金沢一郎・皇室医務主管によると、紀子さまの状態は安定しており、胎児の発育も順調という。医師団は、胎児が十分に発育する9月上旬(妊娠37週目)まで待って帝王切開手術を行いたい考えで、それまでに出血があった場合は投薬治療で抑える方針。
 天皇ご一家の出産で、宮内庁病院以外の病院が使われるのは初めてとなる。』

報道の内容について、2点ほど...部分前置胎盤は確か、福島県立大野病院での事件で亡くなられた患者さんと術前において同じ診断であると思います。大出血の原因となった癒着胎盤は非常に頻度の低いものでありますが、可能性はゼロではなく術前診断が難しいことから、担当の医師団の心中やいかに...?特に何らのトラブルもなく分娩が終わることを願って止みません。

<それまでに出血があった場合は投薬治療で抑える方針。

??これは、どんな薬を使うのでしょうか??専門外なので不勉強かもしれませんが、前置胎盤の出血は薬で止まるのか?どうか不明です。薬で止めることができないのであれば、この記事は誤った認識を読者に与えてしまいます。

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コメント

産婦人科ひとり医長です。合併症の教科書を見てみると、「最初の出血はほとんどが自然に止まり、出血量も多くないことが多い。最初の出血が生命に関わることはほとんどない」と書いてあります。従ってこのとき薬は不要ということになります。入院、安静、収縮抑制は妊娠期間の延長効果があるとも書いていますが、出血を薬で抑える手段は書いていません。ということはやっぱり止血剤で治まるようなものじゃないからでしょう。強いていえば収縮抑制剤や母胎貧血治療の薬かな?
大野事件のような事態も当然起こりうるはずなので、マスコミにはその辺を大々的に報道していただきたいですね。「母体死亡」の可能性があることはきっちり報道して前置胎盤の危険性を周知徹底して欲しいのに、全然そんなことは書いてくれませんねえ。

投稿: pochi | 2006年8月17日 (木) 10時55分

こんばんは
pochi先生

コメントありがとうございます。

<「母体死亡」の可能性があることはきっちり報道して前置胎盤の危険性を周知徹底して欲しいのに、全然そんなことは書いてくれませんねえ。

タブーなんでしょうか?ね?
日本人の「死」に対する感情を感じますね...しかし、やっぱ薬じゃ止まらないでしょ...^ ^

投稿: befu | 2006年8月17日 (木) 17時51分

befu先生、こんにちは。
出血、止まりませんよね・・・警告出血じゃない限り。普通は出血したら緊急帝王切開ですね。
しかしきっと、やんごとなき方にはやんごとない事情があって、多忙の主治医が到着するまでガーゼ詰めてウテメリン点滴してもたせるのかも知れませんね。

投稿: mariko | 2006年8月17日 (木) 18時10分

こんばんは
mariko先生

コメントありがとうございました。
やはり、一旦出血しだすと止まらないんですね。

マスコミは紛らわしい情報を流していることになりますね...

投稿: befu | 2006年8月17日 (木) 23時57分

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