医師は不足している
2006年7月19日 雨
日本列島には前線が停滞し、各地で豪雨の被害が報告されています。現時点でこの豪雨で10人の方が亡くなられ、16人が今も行方不明であるとのことです。被害に遭われた方々には、心よりお悔やみ申し上げるとともに、被災地の被害がこれ以上拡大しないことを祈るばかりです。
さて、今日はこのような記事です。
地域、診療科の偏在解消を 医師不足で厚労省検討会(共同通信)
『医師不足の解消などを協議している厚生労働省の「医師の需給に関する検討会」は19日、「長期的には必要な医師の供給は満たされるが、地域や診療科によって偏在があり、医師不足解消のための取り組みが必要」とする内容を盛り込んだ最終報告書案をまとめた。
報告書案は週48時間労働で現在の医療レベルを満たすために必要な医師数を27万7000人と試算。2004年度の国内の医師数は26万8000人で、将来は供給の伸びが需要を上回るとの見通しを示した。
一方、医師不足が指摘されている診療科については「休日夜間診療を、開業医にも分担させる」(小児科)、「病院外来で助産師が妊婦健診や分娩(ぶんべん)の介助をする」(産婦人科)など医師の負担を軽くする対応を求めた。』
現在の医療レベルを満たすための医師数をどうやって算出したのでしょうか?27万7000人の中には、リタイヤした医師や結婚出産で働けない時期のある女性医師をどうやって計算に組み入れているのでしょうか?
以前の記事でも示しましたが、日本はOECD加盟国の中で、ほぼ最低レベルの人口あたりの医師数を示しています。27万7000人という試算が狂っているのならば、供給の伸びが需要を上回るとは言えないでしょう。
厚生労働省は必要な医師数について問題のある認識を示し続けています。偏在ではなく不足なのです。
追記です。
こちらにも参考となる記事があります。新小児科医のつぶやき:偏在化と言うより不足のような気が・・・
| 固定リンク
「小児医療の問題点」カテゴリの記事
- こちらでも...(2008.02.29)
- 番組を観ました(2008.02.14)
- NHK番組のお知らせ(2008.02.14)
- 中原先生の過労死認定(2007.03.14)
- 哀悼の意...過労死された小児科医の先生へ向けて(2007.02.23)
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 専門的なグループ...医閙(2009.07.07)
- 独立記念日のできごと(2009.07.04)
- 格差(2009.06.28)
- 映画のような話...(2009.06.22)
- アメリカは日本を追いかける?(2009.06.21)


コメント
TBありがとうございました。
ホント、厚生労働省だったら、自分に都合の良い解釈しかしないので。
全く信用できませんねー。
あ、細かい事なんですが。
やぶ医者でなくて、やぶ医師です。
たいしてこだわりもないんですが。
投稿: Dr. I | 2006年7月26日 (水) 23時55分
こんにちは
Dr.I 先生
コメントありがとうございました。
<やぶ医者でなくて、やぶ医師です。
すいません、ブログ名を間違えるなんて...訂正しておきました。
これからもよろしくお願いします。
投稿: befu | 2006年7月27日 (木) 18時24分