« 少子化の進行 | トップページ | 麻酔科医も減少 »

2006年6月 4日 (日)

少子化の進行2

2006年6月4日 曇り
昨日に引き続き少子化についてです。

拙ブログ:少子化の進行のコメント

『・女性が多くの子供を産むと、必然的に育児の負担が増大するため、仕事との両立が難しい。
・仮に育児に専念したいと思っても、男性の収入だけでは経済的に厳しく、仕事せざるを得ない。』
という御意見が寄せられました。これは、まったくその通りであると思います。そして、その根底にある問題としては、

  日本の仕事社会では「子供のことで仕事を休むなんて...」という暗黙の無理解がある。

ということなのではないか?と、あくまで私見ですが感じています。そして、その無理解が改善されない限り、本当の意味での「子育てがしやすい社会」には変化していかないのではないか?と考えます。

さて、今日の毎日新聞の記事...猪口少子化担当相:「子育てと仕事、両立を」−−松戸で講演 /千葉では...

『猪口担当相は日本の少子化の現状と政府の少子化対策を説明した後、「最初の子供が生まれると、働く女性の7割が退職している。子育てと仕事の両立が困難だからだ。現在の働き方は、労働の中断が全くないことを前提にしたもので、これからは子育て支援型の会社が認められるようになってほしい」と語った。』

少なくとも、この問題は猪口少子化担当相は理解しているとおもいます。今後はそれをどうやって、国策に反映するかですね...。

追記です。
本記事のコメントに『少子化対策に万策尽きているのも、社会全体の問題だからなのだと思います。』とのコメントをしたところ、『「少子化対策に万策が尽きている」はやや正しくない表現かと思います。少子化対策に掛け声以上の関心を寄せてないのが私は相応しい表現かと思っています。』との御指摘を御受けしました。

確かに、政府の対応は猪口少子化相の『乳幼児手当』の件にしても『予算がないから』との理由でほとんど取り合わない状況でした。その前後の報道の動きにしても、情報は制御されているのか?と思われるフシがあります。よって、御指摘の通り、『万策尽きている』との感覚は一種のマインドコントロールによりなされたものである可能性があります。

政府は少子化の問題を一方では専任の大臣をたてるなど大きな問題として扱っていますが、大きな社会運動となるのを恐れているのかもしれませんね....

|

« 少子化の進行 | トップページ | 麻酔科医も減少 »

コメント

今年の初めに少子化が話題になった時のエントリーをTBさせて頂きます。

投稿: Yosyan | 2006年6月 5日 (月) 12時19分

こんにちは
Yosyan先生

記事を読ませていただきました。共通する感覚をお持ちですね....こどもが増えるためには社会通念の大きな変革が必要なようです。

投稿: befu | 2006年6月 5日 (月) 13時36分

ほんとに少子化にはこれぞと言った決め手がないのが難しいですが、『弱者に冷たい』今の社会のあり方や「未来に希望が見えない」若者の現状をなんとかしないといけないですね。食っていける正社員になると過労死しかねない働かされ方で、それがいやなら不安定な派遣やフリーター。子供どころか自分が食べていくのでかつかつですよ。子連れで出歩きゃ「エスカレーターにベビーカーを乗せないで」とか、「子供不可の賃貸住宅」とか子供や老人に暮らしにくい都会。

ちょっと笑える本音が読める本に「産んではいけない!」(楠木ぽとす著)というのがありました。

投稿: 山口(産婦人科) | 2006年6月 5日 (月) 18時41分

こんばんは
山口(産婦人科)先生

コメントありがとうございました。

<『弱者に冷たい』今の社会のあり方や「未来に希望が見えない」若者の現状をなんとかしないといけないですね。

仰る通りと感じています。少子化対策に万策尽きているのも、社会全体の問題だからなのだと思います。社会を変えていかなければ、少子化は改善しないということでしょうね。

<ちょっと笑える本音が読める本に「産んではいけない!」(楠木ぽとす著)というのがありました。

今度、時間があれば読んでみたいと思います。

投稿: befu | 2006年6月 5日 (月) 23時09分

befu先生、「少子化対策に万策が尽きている」はやや正しくない表現かと思います。少子化対策に掛け声以上の関心を寄せてないのが私は相応しい表現かと思っています。

私がそう感じるだけかもしれませんが、少子化容認論の論調が目立ってきているように思います。これから超高齢化社会になるのは統計上の必然ですが、そのために子供増やそうと言うより、そういう社会になる対策を考えようです。

超高齢者社会になっても女性の社会進出や、高齢者が働く事で労働力不足は起こらないから心配ないとか、高齢者がいつまでも働けば究極の社会保障費削減になるとかです。

一理はありますが、どこか議論が逆立ちしているような気がします。女性の社会進出はともかく、高齢者の活用は、どちらかというと勤労人口の減少による緊急避難的な発想かと思います。ところがそれで少子化は大丈夫との議論展開は違和感が相当残ります。

マスコミによる世論誘導の匂いをプンプン感じてしまいます。

投稿: Yosyan | 2006年6月 6日 (火) 13時31分

こんばんは
Yosyan先生

コメントありがとうございます。

<「少子化対策に万策が尽きている」はやや正しくない表現かと思います。少子化対策に掛け声以上の関心を寄せてないのが私は相応しい表現かと思っています。

そうですね、私も知らず知らずのうちに、情報操作されているのかも?という気がしました。

少子化容認論が出てきて、みんなが『これは仕方のないことだ』という受け止め方になるのは、情報操作している側の思うつぼなのかもしれません。

記事には追記を入れたいと思います。

投稿: befu | 2006年6月 6日 (火) 21時04分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/101068/10393070

この記事へのトラックバック一覧です: 少子化の進行2:

» 続々少子化対策考 [新小児科医のつぶやき]
少子化対策というからには原因をまず出来るだけはっきりさせなければならないという訳で、昨日、一昨日とあれやこれやと探ってみました。とりあえずの結論としては、 夫婦の出産数が減っている。 産まない選択をする女性が増えている。 この2点にしぼれると考えます。2日間... [続きを読む]

受信: 2006年6月 5日 (月) 12時17分

« 少子化の進行 | トップページ | 麻酔科医も減少 »