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2006年5月17日 (水)

産科婦人科学会の見解

2006年5月17日 雨 風が強い
福島県立大野病院の産婦人科医不当逮捕事件で、産科婦人科学会が本日あらためて見解を発表しました。

その中で、「本件の転帰に関してはたいへん心を痛め、真摯に受け止めておりますが、外科的治療が施行された後に、結果の重大性のみに基づいて刑事責任が問われることになるのであれば、今後、外科系医療の場において必要な外科的治療を回避する動きを招来しかねないことを強く危惧するものであります。」と、強い調子で『結果責任』の追求をすることにより生ずる不利益を訴えています。

今後は、このような(私見ではありますが)過失のない医療事故については、司法の手で裁くのではなく、臨床経験の豊富な医師と法曹界の人間、また一般の方々の意見を交えた形での専門機関にまずは委ねるという事が必要であろうと思います。また、無過失で結果が重大な場合には、それを補償する制度も必要であろうとも考えています。現在の日本においては、このような医療事故の場合は、医療サイドに過失がない場合は民事的にも補償されません。それを救済する制度は必要なように思います。

追記:mariko先生のmariboo's blog:県立大野病院事件に対する考えにも見解が紹介されています。

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コメント

私もこの事件には腹が立っていました。
OPEをした事で出血をすることはわかっていたはず。と素人判断。
産科Drからの見解では出血を起こすかどうかは難しい診断とありました。
不当な理由で医師が逮捕されるなんて、あってはならない事です。
産科Drの数がどんどん減ってしまう気がします。
患者だけではなく、医療者にも安心して診察できる環境を整えてもらいたいと思います。
(なんだか素人発言ですみません・・・。)

投稿: ERI | 2006年5月25日 (木) 23時30分

こんばんは
ERIさま

この事件が医療界に与えた衝撃はかつてないほどのものです。

担当する検事は「イチかバチかでやってもらっては困る」とコメントした様です。しかし、医療は不完全で100%を保証できるものではありません。ですから、医療のすべては多かれ少なかれ「イチかバチか」なのですが...法曹界の方々にはそれは受け入れていただけない様です。

投稿: befu | 2006年5月26日 (金) 01時12分

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