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2006年5月31日 (水)

おしゃぶりについて

本日、2つ目の記事です。

「おしゃぶりであご変形」 母子がコンビに賠償提訴

だんだん、訴訟もアメリカナイズされているのでしょうか?

『訴状によると、おしゃぶりはドイツのメーカーが開発し、コンビが輸入した。少女は生後2カ月ごろから1歳まで1日約15時間使用。その後も3歳10カ月で歯科医に止めるよう言われるまで、就寝中に使った結果、あごが変形したほか、歯並びが悪くなった。
 歯並びは矯正治療で改善したが、「受け口」や舌足らずな発音、口でしか呼吸しないなどの症状が残ったという。』

訴状に対するコメントは避けますが、今後の指導はどうあるべきか?をまとめてみます。

小児歯科学会:おしゃぶりについての考え方には小児歯科学会と小児科学会の間で取り決められた方針が記載されています。

『おしゃぶり使用の考え方
  おしゃぶりは出来るだけ使用しない方がよいが、もし使用するなら咬合の異常を防ぐために、次の点に留意する。

(1) 発語やことばを覚える1歳過ぎになったら、おしゃぶりのフォルダーを外して、常時使用しないようにする。
(2) おそくとも2歳半までに使用を中止するようにする。
(3) おしゃぶりを使用している間も、声かけや一緒に遊ぶなどの子どもとのふれあいを大切にして、子どもがして欲しいことや、したいことを満足させるように心がける。子育ての手抜きとし便利性からだけでおしゃぶりを使用しないようにする。
(4) おしゃぶりだけでなく指しゃぶりも習慣づけないようにするには、(3)の方法を行う。
(5) 4歳以降になってもおしゃぶりが取れない場合は、情緒的な面を考慮してかかりつけの小児科医に相談することを勧める。』

要約すると、「なるべく子供と触れ合って、おしゃぶりを使わなくても育児できるようにしてください。」ということですね。一時期、「鼻呼吸を確立するためには、おしゃぶりを年長児になるまで使いましょう。」というようなキャンペーンがはられていましたが....これには、根拠が少ないようです。マスコミからの情報は、鵜呑みにせず良く吟味して使用した方がよいという一例でもあるかもしれません。

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